- Client
- 株式会社池上鉄工所 様
“企業城下町”で存在感を顕在化させた。
									戦略スピリットは『イケガミズム』!
									次世代を担う人材確保や社内求心力向上に貢献。
								日本津々浦々、輝かしく事業を展開している企業は数限りない。
									ただ発信手段が限定的でその存在が埋もれてしまっている。
									この状況を打破すべく、社長※自らAEMへご相談。
									弊社はそんな「中堅・中小」の価値を見逃すはずがありません!
									ここに包括的なブランドクリエイティブのワザとチカラが結集したのです。
※ご相談当時は専務、R4.12.12をもって社長就任
- Our Creative
- プロデュースしたクリエイティブ一覧
| ブランディング | 
 | 
|---|---|
| 広報メディア | 
 | 
| Webサイト | 
 | 
| 採用各種ツール | 
 | 
| クリエイティブ | 
 | 
- Company Profile
- 企業情報
| 所在地 | 宮崎県延岡市大武町39番地6(延岡鉄工団地内) | 
|---|---|
| 創立 | 昭和21年10月 | 
| 資本金 | 7,690万円 | 
| 代表者 | 代表取締役|松田 拓也 (R4.12.12就任) | 
| 社員数 | 45名 | 
| 業種 | 生産用機械器具製造業 | 
| 取引先 | 食品製造業、石油精製・化学メーカー、医療医薬製造業、自動車関連会社、プラントエンジニアリング会社、半導体製造業、他 | 
- Issue
- 同社の課題
ブランディング導入を希望する経緯
弊社へのご相談は、同社専務の松田様(以下松田専務は現社長)から。これまでご自身で自社のPRに取り組み、模索して来た経緯があります。
									その時点で既にブランディング導入への希望を強く持っており、
									ブランディングの明確な目的と方向性について、一定のビジョンを持っていました。
- Vision
- ビジョン
100年企業を目指し“見える化・魅せる化”
魅せる化 → 社外に自社の強みや特長をPRしていく
余談ですが、松田専務が常に身に着けているコーポレートカラー(紫色)のネクタイやバッグ。
									様々な側面でステークホルダーに覚えてもらうための、言わば“セルフブランディング”。
									普段のビジネスシーンから既に同社のブランディングは始まりを告げていたのでしょう。
同社の課題状況
上記ビジョンを踏まえ、現状認識をすべく複数回のヒアリングを行い、以下の課題状況が顕在化しました。
1. 「見える化」したい《仕事と強みが分かりにくい》
メインクライアントの取引だけでなく、同社が全国を商圏とする企業へとステージを上げたい。
									この想いを実現し、さらに成長を遂げるビジョンを描く。
									それなのに現状では同社の仕事がわかりにくく、強みが見えにくい…
									優れた生産技術と生産設備、それを支える卓越したワザ師の職人たち。
									さらに、営業活動で日本中を東奔西走、夜討ち朝駆けする松田専務、事実上のエグゼクティブセールスなのです。
ところが細工は隆々なのに、仕上げが伴っていない。
									これらの特徴を営業力強化に活かさない手はないのに、それを市場やターゲットに伝える手段が無い…
									まさにこれから100年成長し続けるために、きちんと可視化したいというプロポーザル。
2. 「採用」を強化したい《採用難》
採用ターゲットは主に新卒高校生。地元は大手企業の地方“城下町”。
									多数の高校生はその当該企業やその系列・関連会社が第一志望、それ以外は県外流出組が多い。
									地元中小では採用難が構造的に発生しているという、地方“企業城下町”の典型例。
									この状況下でも、何とか同社の次世代を担う人材の確保と共に、技術継承のために、
									魅力ある企業としてその存在を発信し、届けたいという強い願望。
									この現状を些かでもブレイクスルーさせたいのだ。
3. 新しい企業像を社内外に共有したい。
一方で、100年企業を目指す将来像を描くビジョン(前出)。
									実はこの「新しい池上鉄工所像」が社内で共有されない、社員に浸透できていないお悩みが存在する。
									さらに取引先企業との関係においても、同社の新たな取組みを周知させパートナーシップを強化したい。
これらのことは、新たなビジョンを創造する企業の広報戦略とも言え、
									前者はインナーブランディング、後者はアウターブランディング、という価値ある取り組みと言えるでしょう。
- Requirement Definition
- ヒアリングを受けての
 要件定義
弊社の提案を前にし、より深く現状認識するためのヒアリングを複数回行いました。
									さすが八面六臂で全国を股にかける松田専務。対面セッションを密に持てたのです。
									以下課題状況を受けて弊社にて要件定義を導き出しました。
- 
											- 01
- 
													仕事や事業の強みに関する
 情報が無い既存コーポレートサイトは同社の強みや特徴が無い、企業・工場のスペックやファクトのみ、技術・設備や人材の優位性への言及無し 
 
- 
											- 02
- 
													新卒者・求職者への
 メッセージ力が無い新卒者や求職者へ向けたメディア、採用サイトや採用パンフレットが無いため脆弱 
 
- 
											- 03
- 
													広報メディアとしての
 社内外発信力が弱い既存コーポレートサイトのアウターへの発信力が脆弱、また社内向けインナーブランディングを実現できる要因やツールは無い 
 
これら課題状況、要件定義を受けて、
各種のメディア制作展開に通底する「ブランディング」のコンセプトを策定
- Strategic Concept
- ブランディングの
 戦略コンセプト
- Branding Themes
- ブランディングテーマ
100年にむけて、
自社の強み・特長を見える化し、
PRする
- Strategic Spirit
- ブランディングの戦略スピリット
『イケガミズム』
【円熟した技術】と【戦略性をあわせ持つベンチャー思考】
										これら2面性を備え持つ鉄鋼加工企業として、
										覚えやすく、親しみを持てる【ブランドスピリット】を造語で策定。
										さらにロゴ化により、視覚的認知性向上を目指した。
 
									 
								この戦略スピリットは、以降で展開していく、全ての広報メディアのクリエイティブ支柱とし、
ブランドイメージとして通底させることとしました。
- Concept Color
- コンセプトカラー
『イケガミバイオレット』
同社松田専務のセルフブランディングの色彩とも言える、
										同社の象徴的なコーポレートカラー、バイオレットカラーを『イケガミバイオレット』としてコンセプトカラーに据えた。
BRANDING & CREATIVE - COMPREHENSIVE BRANDING CREATIVE PLAN
- Creative Works
- クリエイティブ作品紹介
ヒアリングから定義された要件、さらに前項「ブランディングの戦略コンセプト」を基に、
									展開する各種メディアのソリューションプランを策定しました。
 
						- Creative Works 01
- 会社案内制作実績
- 商談・営業活動において、企業の「強み」や「特徴」を見える化・魅せる化によって企業理解を深く促すツール。
- 企業公式メディアとして、「イケガミズム」のブランドスピリットを全面に押し出す。
- 強みの「見える化」を図るコア技術の表現方法を工夫。技術の組み合わせにより、様々な製品を創造できるイメージを視覚的・直感的な円形チャートにまとめ上げた。
- 企業のスケール感や技術の創造性を表すため、A4横使いを採用、印刷ではグレーイッシュなトーンの箇所を特色シルバーインキにて表現力を高めた。
【スペック】A4横遣い12ページ構成/用紙:ユーライト155Kg/印刷:4色+1色(特銀)
 
						- Creative Works 02
- コーポレートサイト制作実績
- 基本的な制作コンセプト、デザインイメージは会社案内と統一させ、会社案内の内容を踏襲しつつ、より深めた情報を掲載し、信頼性の裏付けとする。
- 会社案内をより深化させ、情報品質を高めた。
										- 歴史ページは“企業物語”として読み応えがあり、企業理解を深め共感を促す
- 事業内容|「プロジェクトエピソード」として同社の挑戦を奮戦記に認めて(したためて)紹介
- 工場設備・最終製品|保有設備一覧のスペックを詳細に記載
 
- サイト内随所に、工場の動きがイメージしやすい「タイムラプス動画」を配置。
- Webメディアの特性を活かし、UX設計、UIデザインのユーザビリティ追求から、ユーザーやリードとのインタラクティブ性を高めた。
 
											コーポレートサイトTOP
ブランドスピリット「イケガミズム」がファーストビューのセンターを飾る。そして冒頭のテーマとして、その「イケガミズム」の由来に言及する。
 
											コーポレートサイト|事業領域ページ「個人技 × 連携」セクション
 
												 
												 
												コーポレートサイトスマホ版の3ショット
 
						- Creative Works 03
- 採用サイト制作実績
- “城下町の企業”に挑むことを避け、あえて「第二志望に名前が挙がる採用戦略」を立案。
- 「考える職人であれ」を採用スローガンに据える。
- 3K職業のイメージを払拭、社員方々にはスーツ姿と作業着のハイブリッドで登場いただき撮影、「知的職人」を演出する立て付けで、ミニマルながらもキラーコンテンツ化を実現。
- 「俺のイケガミズム」はイケガミズムをリクルートバージョンにスピンオフさせた。
- 特筆すべきは、この俺のイケガミズムの動きのスライドギミック。ユーザエクスペリエンス性を高度に昇華させた逸品。
- 社員インタビューやクロストークは、就活生・求職者へ向けメッセージ性を高めた。
 
											採用サイトTOP
何とも舞台演劇の一幕と見紛うようなメインビュー。よもやリクルートサイトのプロローグとは予想だにつかない。
											さらにインタビューへの導線。社員が一人で演ずるパラレルキャリア。凛々しい作業着&スーツ姿はもはや3Kなどと揶揄する者は誰もいないはず。
 
											採用サイト|先輩インタビュー5
5名の先輩社員インタビューです。ここでは日常のリアルな仕事ぶりについて、タップリ語ってもらいました。
 
												 
												 
												採用サイトスマホ版の3ショット
 
						- Creative Works 04
- 採用パンフレット制作実績
- 学校配布の採用パンフレット、前作採用サイトをコンテンツの基礎として制作。
- パンフレットの形状は「半・ヒト型」に型抜き加工。対象ユーザーへ好奇心を喚起させる工夫。
- 「面白い人生の作り方」というキャッチフレーズでインスピレーション表現。
- 大手のようなOne of themの部分仕事を超え、一人の社員が多くのスキルを身につけ、成長できる同社ならではの魅力を、ページめくりで進化していく体験的手法を用いる。
【スペック】A5変形12ページ/用紙:サテン金藤150Kg/印刷加工/マットニス・トムソン加工
 
						- Creative Works 05
- 採用ツール|パンフレットフォルダー・封筒制作実績
採用関係ツールの学校配布の際、採用パンフレットや会社案内をひとまとめで収納するフォルダー。
							またさらのそれらを封入する角2サイズの封筒など、採用活動で使用する関連ツールです。
 
						- Creative Works 06
- 採用ツール|採用説明会タペストリー制作実績
- 採用会社説明会で使用するブースで掲出するタペストリー。
- 採用サイトや採用パンフレットとイメージを統一させ、表現方法をタペストリー向けに変えた。メディア・ミックスの典型例として、同社のブランドイメージを形成。
- Effects
- ブランド
 クリエイティブ
 導入後の効果
- 
											- Before
- 仕事や事業の強みに関する
 情報が無い
 - After
- 
															デザインやコピー表現のクリエイティブで、同社の個性や魅力を象徴的に引き出し、仕事や事業の強みを可視化できた。 - 営業活動におけるツールとして商談を有利に進めることができている。
- コーポレートサイトからの問合せが増えている。
 
 
- 
											- Before
- 新卒者・求職者への
 メッセージ力が無い
 - After
- 
															「第二志望」特化作戦による採用メディアが、高校生や専門校生の脳裏に強く印象付けられ、入社志望につながっている。 - 明らかに母集団が増加。それだけでなく、そこには比較的優秀な求職者が存在。
- 企業理解が促進されていることで、内定辞退やミスマッチを防止できている。
 
 
- 
											- Before
- 広報メディアとしての
 社内外発信力が弱い
 - After
- 
															企業公式の広報メディアとして、「100年企業」のビジョンが堂々と発信され、社内外で周知されるだけでなく、共感をも導き出している。 - 社内への周知・浸透が図られ、社員のワークモチベーション向上や社員が会社を見直す機会となり、インナーブランディングが実現できている。
- 社外からは100年企業への価値が共感を呼び、絶賛の声が届いている。
 
 
- Customer’s Voice
- お客様の声
株式会社池上鉄工所|椎葉様
今回のプロジェクトに当たって、単にWebや会社案内を刷新することに留まらず、
									弊社のことについて、目指すべき方向やあるべき姿を可視化いただき、
									自社を再認識する機会となりました。
									 
									実は御社で制作いただいた採用セットを現在フル活用していまして、
									先日、高校生40名規模の工場見学を実施した際に配布いたしました。
									採用セットを手に取った生徒さん達が気に入ってくれ、
									記念撮影では自らセットを掲げて写ってくれる場面もありました。
									 
									このような採用活動を通じ、
									水越Webプロデューサーはじめ、デザイナーの生川さんが一生懸命に制作いただいたものとして、
									弊社をPRできるツールの価値を改めて実感しており、私自身とても嬉しく思っております。
CREATIVE CASTING
- クリエイティブキャスティング|スタッフ紹介
- Staff in Charge
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									- 
											  ゼネラルプロデューサー兼コピーライター佐藤 智美
- 
											同社の中に燻るポテンシャルを表現する“新たな企業像”を模索する中で、お客様とワンチームになったと実感できた幸せなプロジェクト。あらゆる情報をいただいて企業理解の解像度を高めたことが効果へとつながりました。インパクトだけじゃない、骨太なクリエイティブです。 
 
- 
											
- 
									- 
											  Web統括プロデューサー水越 渉
- 
											対外的なプロモーションも意識したサイトですが、主軸はインナーブランディングだと思っています。 
 専務の会社や社員に対する強い思いを具現化できた、気持ちのこもったサイトができあがりました。
 
- 
											
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									- 
											  チーフアカウントディレクター此松
- 
											専務には、初回のお打ち合わせから弊社を信頼し、熱い思いをしっかり共有いただきました。その実直な姿勢や熱い思いはチーム全体に伝わり、最後まで冷めることなく制作することができました。お客様と私たちが同じ方向をみることが良いクリエイティブにつながるのだと改めて認識させていただきました。 
 
- 
											
- 
									- 
											  チーフデザイナー生川
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											制作スタッフとして、同社様の想いに共鳴し、表現の面でも攻めのアプローチができたと感じています。 
 多岐にわたるツール展開の全てにおいて、「新しい池上鉄工所像」を打ち出すお手伝いができたことを大変光栄に思います。
 
- 
											






 
                                             
                                         
					 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											 
											