目を引くパンフレットデザイン事例10選【色調・形状・写真使い】

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目を引くパンフレットといっても千差万別。
パンフレットが視覚を通じて人々の ”心理的トリガー” となる、
目を引く要素・機会・場面を挙げ、その象徴的なデザイン実績をご紹介しましょう。
これから営業、採用、広報などのパンフレットづくりを進める企業のご担当さま、
目を引くパンフレットの計画をしている場合、
また当記事をご覧になって、目を引くパンフレットの有用性を感じた場合、
ぜひ参考にしてください。
1. 鮮やかな色調のデザインで《目を引くパンフレット》
パンフレットの表紙をはじめ、カラフルなレインボーカラー、赤・青・黄などの原色の色使い、鮮やかな色使いは人々の目を引きます。

写真右側が表紙デザイン、左側が最初の見開きデザイン。グロスな漆黒の表紙に鮮やかな真紅の商標マーク。何と強く目を引くコントラストでしょう!見開きも黒ベースに実物大ではないかと思えるほどのピザ、世界No.1の大きなアイコン。
2. 形状のオリジナリティで《目を引くパンフレット》
円形・多角形・変則な形状、また取り扱い製品、業界やサービスのイメージをカタチに表すなど、オリジナルな形状が目を引く要素となります。

産業用歯車の規格のひとつである”KG規格”を開発した業界のパイオニア企業。会社案内パンフレットの表紙に同社製品の歯車がデザインされ、しかも歯車の歯形に型抜きされている。さらに歯車型の表紙を開いた見開き箇所に、小ぶりな歯車がデザインされており、表紙の歯形とピッタリフィットしている。(下画像)オリジナルな形状で目を引くパンフレットとしての歯形であることは間違いないが、そこには同社の製品開発の理念や存在意義を示すものだ。
3. エモさ・インパクトで《目を引くパンフレット》
インパクトで目を引くパンフレットとは?感情的に影響を及ぼすイメージ、強い衝撃、派手さ、センセーショナル、仰天。。。商業印刷系のパンフレットでは少々勇気が必要ですが、ケースバイケースでむしろ絶大な効果を期待できます。

大阪市中央卸売市場の水産物卸売を事業とする企業。強固な事業基盤と業界トップクラスの売上を誇っています。市場の臨場感と躍動感溢れる姿をエモーショナルに表した。会社案内パンフレットとしては、そこまでやるか!しかも表紙から!といったインパクト。
4. 個性的でビビッドな加工で《目を引くパンフレット》
目を引くという切り口ではかなり変則的、個性的なパンフレット加工は目を強く引く要件です。思わず手を伸ばしてしまう、触れてみたくなる行動を伴うこと、それが人情でしょうね。

お受験グッズを取り扱う事業の商品パンフレット。きれいな桜の一花弁を象(かたど)った形状加工。ところが下部の金具箇所を中心に回転させると、アラ不思議!きれいな五弁の桜形状になる。開いた紙面には商品情報が現れるという、規格品パンフレットには無いレアな体験をする。
5. 演出効果・魅せる工夫で《目を引くパンフレット》
デザイン、加工、色使い、形状・加工等、パンフレットそのもので目を引くと言うより、パンフレットを開いたり、複数並べたり、様々な方法で何らか演出や工夫を凝らし、目を引くのです。主に展示会やイベントなど多数の人々が集う機会が機会となります。

中堅グローバル専門商社の採用企業説明会、合同説明会で使用した採用パンフレット。会場のブース前に設置した広い陳列台に、実はこの画像のように屏風開きで立てて複数枚陳列した。片面は採用情報、もう一方の片面は同社のヒストリー。後者はまさに金屏風のようなデザインで、同社の輝かしい歴史を語った。会場では新卒求職者の目を引き、集客力を大いに発揮した。
6. 大胆な写真使いで《目を引くパンフレット》
ダイナミックな写真、引くことも足すこともないリアリティが、パンフレットを手に取った人々を釘付けにするパンフレットなんです。

橋梁用伸縮装置の先進メーカー。独自開発の製品はシェア・業界認知度共に高い。上画像はパンフレット表紙イメージで、表紙全面を撮影写真で飾った。大胆な写真使いだが、色使い、被写体アングル、トリミングなど、なかなか哀愁を帯びた味のある絵作り。
7. 希少な用紙・高級紙で《目を引くパンフレット》
凹凸でザラつく特殊紙、半透明のトレーシングペーパー、見た目・触感でメタル感のある用紙、なかなか希少価値のある目を引くパンフレットになります。

商業施設・テーマパークや展示会・イベントなど、エンターテイメントのありとあらゆる空間装飾を手掛ける企業。上画像は何と!パンフレットの表紙。恰もアルミアタッシュケースのようなマットなメタル感。これは意表を突き目を引くでしょう。「スペシャリティーズNo206、アルミ27.5F」という名称の希少な特殊紙の成せるワザ。さらにその上を行きそうなのが下画像の中面デザイン。さすがエンタメ関連企業、気持ちいいほどしっかり振り切って目を引く。
8. 奇抜なイラストで《目を引くパンフレット》
奇抜なイラストは奇を衒う手法かも知れませんが、やはり目を引くパンフレットとして使用シーンによっては有効な要素です。

思わず、何なんだ?と怒号が聞こえてきそうな表紙デザイン。実は地方のドラッグストアチェーンの採用パンフレット。しかしそこで描かれているイラストは覆面レスラー。どう見ても採用ツールとしては奇抜なイラストと言わざるを得ない。しかも各場面のコピーも滑稽。
9. キャッチーなタイポグラフィで《目を引くパンフレット》
直感的に人々の感性に訴えるチカラ、それは言葉のチカラなんです。しかも短いセンテンス、一言が瞬時に人々のココロに響きパンフレットで唯一文字を読ませ、この目を引くことに変換させるチカラを持つのです。

道路建設会社の企業パンフレット表紙デザイン。表紙の冒頭からキャッチーなタイポグラフィのコピーが踊る。手書き毛筆が素朴でシンプルだが、やはり目を引き気持ちが引かれる。
10. 伝統美・工芸品の見映えで《目を引くパンフレット》
例えば希少価値のある商品パンフレットで、表紙に大きく写真が掲載されている。それを知っている人々だけでなく、極める伝統美や巧みな技法に、知らない人々でも思わず目を引くパンフレットになるでしょう。

陶芸有田焼の中でも重要無形文化財の「今右衛門」。海外での伝統工芸見本市出展に際し制作したブランドコンセプトのパンフレット。伝統美を備える品格と魅力を余すところなく表現、目を引く以上に、引き込まれるほどの世界観を持っている。
あと書き
パンフレットで主張するカタチあり、彩りのイメージで目を引くものあり、
写真・イラストの臨場感あり、
はたまたパンフレット自体も然る事ながら、設置演出で目を引くものもあり。
目を引く様々な要件を列挙してみました。
冒頭でも語った通り、
これから目を引くパンフレットをお考えの企業ご担当者、
弊社へお任せあれーー!
<執筆・編集|メーソン>