パンフレットとカタログの違いとは?役割と使い分けをプロが解説
パンフレットとカタログの違いとは、
パンフレットが情報を絞り込んで魅せる媒体、
片やカタログは情報を網羅して選ばせる媒体です。
つまりマーケティング戦略上の目的の違いにあるのです。
この使い分けによって、BtoB取引における成約率を大きく左右します。
本記事では、これまで3,000件以上の実績を築いてきたパンフレット専科の視点から、
パンフレット、カタログの明確な定義と、成果を出すための使い分けを分かりやすく解説します。
1. パンフレットとカタログの違いを俯瞰する
「パンフレットとカタログの違い」とタイトルで銘打っており、前述リード箇所でも対立軸で語っていますが、
実はそれぞれは兄弟姉妹というか、親子関係というのか、その繋がりや関係性は意外にも強いものです。
もちろんケースによっては、血縁が薄いことありますが、
同一企業内でこのパンフレットとカタログを展開する場合、後者でも出自・祖先(企業)は同一。
取り扱っている製品・商品・サービス全てを一覧総まとめにした制作物が「カタログ」。
そのカタログから単品〜カテゴリー単位で小分けし、より詳細情報を掲載した制作物が「パンフレット」。
この関係性からして、カタログを先行して説明した方が、
それぞれのポジショニングを整理しやすので、カタログ → パンフレットの順で定義していきます。
2. カタログの定義
「複数、或いは多数の製品・サービスを一挙にとりまとめ、冊子、または製本されて綴られた制作物」とは、前述の通り。
「カテゴリーやジャンル分けされ、求める製品・サービスにスピーディーに辿り着ける検索性、
そこで掲載されている製品・サービスは、
製品名・型番・仕様諸元・キャプション(説明書き)・価格・写真、必要に応じてCAD図等が、
フォーマット化されたり、一定の規則性をもって掲載されている。
さらに表紙を開いた扉ページににはカテゴリーやジャンルごとに一覧できる、
インデックスが設けられ、各ページの小口(断裁面)にも、
索引しやすいインデックス加工がなされ、
さらにユーザビリティが高められていることもある。」

仕上がったカタログは、顧客やユーザー先に設置してもらい、必要に応じその中から需要機会を促す。
それだけに表紙や装丁に加工や工夫を凝らし、厚紙や上製加工など、
重厚感や客先でのデスクや棚に設置して存在感を高めるのも、このカタログのプレゼンスの特徴とも言えるのです。
イメージが持てましたでしょうか?
つまりその象徴的なのが、分厚い無線綴じの総合カタログでしょうか、わかりやすく言えば。
もちろん少品種掲載で小スペックのコンパクトでも、上記の要件であればカタログはカタログです。
いずれにしても、機能性に重点を置いていると言えますね。
諸説あると思いますが、あくまでも一般論として。

3. パンフレットの定義
次にパンフレットです。
カタログが取扱いの全品種、或いはカテゴリー・分野別に製品やサービスがまとめられている、
ということでは、ある意味総花的で、製品・サービスの目的や規格、特徴などが異なっても、
ひとまとめにした媒体、という定義でした。
それに対しパンフレットです。
例えば製造業の製品パンフレットとした場合、1単位〜小単位、
つまり1アイテム〜数アイテムの製品・サービスをクローズアップさせ、
スペックだけでなく用途提案、ベンチマーク、コストパフォーマンス、導入シミュレーション、導入事例、ユーザーボイス、
さらに開発コンセプトやブランド情報にまで、製品情報に深く言及した媒体と言えます。
そういう意味では、度々言及していますが、総合カタログの中から1品〜数品ピックアップして、
カタログでは表現しきれなかった詳細情報を掲載する。
また新製品や新規取扱い商品など、総合カタログには無いアイテムを個別にパンフレット化する。
ここはカタログとパンフレットの相違点の一つであり、
前項で語った比較的血縁が薄いものの、出自は同族、といった例でしょう。
ページ数は比較的小ページ数、4ページ・6ページ・8ページ、12ページ…
もちろん製品やサービスによってはカタログに匹敵するほどの重厚感や、
多ページに及ぶものもあります。
例えば車のパンフレットですね。高級車になればラグジュアリー感も必要でしょう。
また法人営業や個人営業の営業シーンで活かす製品・サービスのパンフレットは、
機動性やポータビリティの高い営業パーソンの必携ツールとなり得ます。
この観点からもカタログとはその使い勝手や役割からは、大きく異なる点と言えます。

4. 然はさりながら、パンフレットは多種多様
製品・商品パンフレットにフォーカスしましたが、
パンフレットはその他にも、
採用パンフレット、生徒募集パンフレット、企業情報パンフレット(会社案内)、
事業パンフレット、官公庁の広報パンフレット、DMパンフレット、
CSRやIR系パンフレット、
自動車パンフレット、映画パンフレット、
さらに細分化して百貨店やショッピングモールのフロアガイドなども、
このパンフレットの範疇に入ります。
また似て非なるものに、「リーフレット」がありますが、
端的に言えばA4やB5サイズで1枚仕様の媒体です。
折を入れたりしてスリムタイプにすれば、
病院・クリニック、ヘアサロンなどでよく使用される、コンパクトな媒体になります。

様々な用途・業種のパンフレットがありますが、共通する概念は、機動力やポータビリティに加え、要素の絞り込み。
これはパンフレットの共通する要件でしょう。
5. 静のカタログ・動のパンフレット
以上からして、パンフレットとカタログのイメージ。皆さんも何となく以下のように思えたのではないでしょういか?
【静的媒体のカタログ】【動的媒体のパンフレット】だと。
それぞれの媒体の違いを筆者なりに定義しました。
皆さんがカタログやパンフレットをお作りになる際、ご参考にいただければと思います。
もしカタログとパンフレットの効果的な使い分けや、夫々を有効活用されたい場合、
筆者所属のアイムアンドカンパニーがご相談にのります。いい提案、いい仕事します!
執筆者Profile

アイムアンドカンパニー株式会社 〜設立1999年、創業27年目を迎える〜
代表取締役社長
- 得意ジャンル1|SEO/AIO/GEO等LLM領域のマーケティング戦略
- 得意ジャンル2|商業印刷クリエイティブ【会社案内・パンフレット・カタログ】
- 得意ジャンル3|エッセー風のコラム執筆
1956年生まれ 福岡県出身|九州産業大学卒業
江崎グリコ株式会社にて九州支店販売企画課長、本社営業本部営業企画グループ長を歴任し、セールスプロモーション、広告、マーケティングに携わる。TV広告連動のSP展開では、大手広告代理店への発注責任者も務める。
脱サラ後1999年福岡で有限会社オフィス・アイムとして独立、2012年にアイムアンドカンパニー株式会社に組変・社名改変、恵比寿、渋谷から現在の港区赤坂に移転、現在に至る。
同社では黎明期より代表ながらデザイナー、アカウントプランナー、プロデューサーのマルチプレイヤーを務める傍ら、2000年にはオウンドメディアのパンフレット専科の立ち上げからSEOマーケティングを実践主導、リード獲得のWebチャネル確立に25年以上のSEOキャリアを持つ。
獲得した顧客には沖電気、三井化学、ユニ・チャーム、ブリヂストン、日亜化学工業、伊藤忠商事などの大企業はじめ、慶應義塾、早稲田などの総合大学、また古巣の江崎グリコも含まれる。創業30年に向け、AI新時代のオウンドメディア運用を代表自ら先導する。