パンフレットとカタログの違い|ぱんふ創りアレコレ-01

2018.06.26

パンフレットとカタログの違い

「パンフレット」VS「カタログ」

この際あえて「パンフレット」VS「カタログ」として、
タイトルを拡大解釈し、少々蘊蓄を傾けていきたいと思います。

とは言え、
パンフレットにカタログが戦いを挑むわけではなく、
その逆もまたしかりです。

しかしながら、
冒頭に申し上げておきたいのは、
あくまでもここで語る見解は、これまで永年積み重ねて来た当方の私見であり、
客観と主観が入り混じっていますので、
その辺は予めご理解をお願いします。

ただ可能な限り一般論に即して語ってまいります。

カタログの定義

まずカタログから先にいきましょう。
弊社で承る、或いはお客様に提案させていただくカタログの定義です。
「複数、或いは多数の製品・サービスを一挙にとりまとめ、
冊子、または製本されて綴られた制作物」
と言えます。

さらに、
「カテゴリーやジャンル分けされ、
求める製品・サービスにスピーディーに辿り着ける検索性、
そこで掲載されている製品・サービスは、
製品名・型番・仕様諸元・キャプション(説明書き)・価格・写真、必要に応じてCAD図等が、
フォーマット化されたり、一定の規則性をもって掲載されている。
さらに表紙を開いた扉ページににはカテゴリーやジャンルごとに一覧できる、
インデックスが設けられ、各ページの小口(断裁面)にも、
索引しやすいインデックス加工がなされ、
さらにユーザビリティが高められていることもある。」

製品総合カタログ
構造検査機器メーカーの製品総合カタログ

また、
「顧客やユーザー先に設置してもらい、
必要に応じその中から需要機会を促す。
それだけに表紙や装丁に加工や工夫を凝らし、厚紙や上製加工など、
重厚感や客先でのデスクや棚に設置して存在感を高めるのも、
このカタログのプレゼンスの特徴とも言える。」

イメージが持てましたでしょうか?
つまりその象徴的なのが、
分厚い無線綴じの総合カタログでしょうか、わかりやすく言えば。
もちろん少品種掲載で小スペックのコンパクトでも、
上記の要件であればカタログはカタログです。

いずれにしても、
機能性に重点を置いていると言えますね。
諸説あると思いますが、あくまでも一般論として。

製品カタログ
監視カメラ製造・販売会社の製品総合カタログ

パンフレットの定義

次にパンフレットです。
カタログが取扱いの全品種、或いはカテゴリー・分野別に製品やサービスがまとめられている、
ということでは、ある意味総花的で、
製品・サービスの目的や規格、特徴などが異なっても、
ひとまとめにした媒体、という定義でした。

それに対しパンフレットです。
例えば製造業の製品パンフレットとした場合、
1単位〜小単位、
つまり1アイテム〜数アイテムの製品・サービスをクローズアップさせ、
スペックだけでなく用途提案、ベンチマーク、コストパフォーマンス、導入シミュレーション、
さらに開発コンセプトやブランド情報にまで、
製品情報に深く言及した媒体と言えます。

そういう意味では、
総合カタログの中から1品〜数品ピックアップして、
カタログでは表現しきれなかった詳細情報を掲載する、
また新製品や新規取扱い商品など、
総合カタログには無いアイテムを個別にパンフレット化する。
ここはカタログとパンフレットの大きな相違点の一つです。

ページ数は比較的小ページ数、4ページ・6ページ・8ページ、12ページ…
もちろん製品やサービスによってはカタログに匹敵するほどの重厚感や、
多ページに及ぶものもあります。

例えば車のパンフレットですね。
高級車になればラグジュアリー感も必要でしょう。

また法人営業や個人営業の営業シーンで活かす製品・サービスのパンフレットは、
機動性やポータビリティの高い営業パーソンの必携ツールとなり得ます。
この観点からもカタログとはその使い勝手や役割からは、
大きく異なる点と言えます。

パンフレット・会社案内
半導体組込み機器メーカーのパンフレット群。ポケットホルダーに会社案内・ソリューションガイド・プロダクトガイド等のパンフレットが収納されている。

製品・商品パンフレットにフォーカスしましたが、
パンフレットはその他にも、
採用パンフレット、生徒募集パンフレット、企業情報パンフレット(会社案内)、
事業パンフレット、官公庁の広報パンフレット、DMパンフレット、
CSRやIR系パンフレット、
自動車パンフレット、映画パンフレット、
さらに細分化して百貨店やショッピングモールのフロアガイドなども、
このパンフレットの範疇に入ります。

また似て非なるものに、
「リーフレット」がありますが、
端的に言えばA4やB5サイズで1枚仕様の媒体です。
折を入れたりしてスリムタイプにすれば、
病院・クリニック、ヘアサロンなどでよく使用される、
コンパクトな媒体になります。

訪問介護リーフレット
訪問介護リーフレット

いずれにしても、
様々な用途・業種のパンフレットがありますが、
共通する概念は、
機動性やポータビリティと、要素の絞り込み、であり、
これはパンフレットの共通する要件でしょう。

静のカタログ・動のパンフレット

以上のことから結論です。

カタログの要件
総合・カテゴリー・全品・重厚・長大・総花的・フォーマット・規格・大量・目次・厚紙・上製加工・バインダー・固定設置・デスク常備・モノ、等々

パンフレットの要件
単品・少品種・軽量・コンパクト・ポータビリティ・機動性・デザイン性・ブランド・個性・コト等々

このようなことから、
静的媒体のカタログ、動的媒体のパンフレットとも言えます。

それぞれの媒体の違いを弊社なりに定義しました。
皆さんがカタログやパンフレットをお作りになる際、
ご参考にいただければと思います。