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競争力を高める印刷物とデジタル活用法《ビジネスマンの賢い選択》


流行病はやりやまいで一気に普及したDX現象。
その後印刷業界、就中なかんずくパンフレットやカタログの商業印刷は、
ビジネスマンの中に活用が戻ってきた。

この事態を逃す手は無いのだ!
これからは、従来から持つアナログ印刷物に加え、
新たに手に入れたデジタルコンテンツを、
いみじくもハイブリッドで駆使する。

できるビジネスマンの賢い印刷物活用法をお教えしましょう!


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1. 手作りのデジタルドキュメントだけでは。。。

01. デジタル系はデジタル、アナログ系は印刷物?

社会ではようやく長いトンネルを超え、日常を取り戻し、
アグレッシブなビジネス活動が繰り広げられています。

東奔西走、夜討ち朝駆け、
並いる強者つわものを相手取った熾烈しれつなコンペティションを勝ち抜き、
ビッグトレードを手中に収め、勝利の美酒をあおる。
といった汗と涙で綴る昭和タイプのモーレツビジネスマン。

片やネット完結でサブスク《ちゃりん・ちゃりん》ビジネスを展開するクールなビジネスマン。
四六時中、PCを前にして只管ひたすらネットに記事を投稿し、
コンテンツマーケティング戦略でリード獲得に奔走するビジネスマン。

前者のビジネスマンは、アナログな印刷物中心と想起できます。
さらに後者は自社のPRや営業行為は、デジタルコンテンツが適しているとし、
手作りのPPTやPDFを主たる武器として活動を展開しているのでしょう。

02. リードはありとあらゆる業種・業態に及ぶ

しかしながら、前者の昭和タイプのビジネスマンでも、
相手先のリード(見込み客)が、デジタルの申し子のようなタイプがいる。
また後者のオタク的企業の場合でも、
リードが重厚長大なアナログ的メーカーがいたりします。

つまりリードは自身と同業種や同じ境遇ばかりとは限らない!

むしろ今時のビジネス市場は、全く異なる正反対の業種属性の方が多いのが実情でしょう。
事実、2000年〜2010年のネット黎明期の頃とは違う。
今や上場企業の大企業が、また日本の中枢を為す政府・官公庁が、
ネットを使って取引業者を求めるケースや、検索を使って自社に適した候補業者を物色する時代。
往時とは全く異なる時代背景なのです。

2. 実は信用・与信に公式の《印刷物》も大事

01. デジタルだけで完結しようとするのはリスク

例えば、ある企業のビジネスモデルに関心を寄せている上場大手企業。
ネット検索で複数社の候補企業を俎上に載せた。
各社商談が進んで絞り込まれ、その内A社が晴れて数千万円レベルの契約をとりつけた。

A社は商談を進めていく過程で、綿密な資料をデジタルドキュメントで作成、
その甲斐あって、リモートでも担当者同士では、相手先の強い共感を得ることできた。

ところが最終審査で一度も会ったことがない重役に対面の面通しを求められる。
その際デジタルドキュメントをペーパーで持参。
公式な会社案内や製品パンフレットは無いことに、重役は少々不信感。

それを経て社内決裁の稟議プロセス。社風として稟議はペーパーで行う文化。
担当取締役、上級取締役を経て社長決裁。
そこにも稟議書には会社を紹介する公式な会社案内は添付されていない。。。

稟申の結果、【否決】といったことにはならなくても、どうでしょう?
危なっかしいというか、薄氷を踏む思いがするでしょう。
別に取って付けたような珍しいレアケースではなく、結構日常茶飯に起こっていること。

担当者同士は商談上で気脈が通じ、お互い信頼関係ができても、その背後にいる岩盤レベルの第三者、
敢えて“闇を支配する第三者”くらいと心得ておくべきでしょう。

02. 企業の印刷物は社会的にもオフィシャルなもの

ではなぜそこまで会社案内やパンフレット等の印刷物が必要なのか?

取引業者選定の際、企業はコンプライアンス遵守から、昨今特にナーバスになっており、
また取引額が大きくなればなるほど、サスティナブルな取引や保守メンテをきちんと担保できるのか?
といった信用調査や与信管理までも社内マスト審査なのです。

つまり会社案内やパンフレットは、“企業のオフィシャルメディア”。
それほど社会的に高いプレゼンスを獲得しているメディアなのです。

やはりありとあらゆる企業が印刷物たる会社案内やパンフレットを、
企業オフィシャルメディアと捉えている以上、
そこにあらがうこと、また視野に置かないことの方がリスクといえるからです。

世の中がDX、DXと、少々煽り気味な状況ですが、それに過剰反応するのではなく、
市場の実態を踏まえ、顧客のインサイトを捉えたリアリズムのあるアプローチで臨むべきでしょう。

3. 賢いビジネスマンはデジタルとアナログ遣い分け

ここまで印刷物の重要性を強調して唱えてきましたが、
実はこの記事の本題は、デジタルと印刷物のハイブリッド活用なのです。
しかも賢いビジネスマンの、と言う触れ込み。

従って傲岸不遜ごうがんふそんに印刷物へ誘導をはかろうというものではありません。

我々社会は図らずも手痛い流行病はやりやまい奇禍きかを被ることとなり、
好むと好まざるとに関わらず、リモート勤務、デジタル化、ペーパーレス化が一気に加速。

業務効率、省力、コストダウンといった大きなイノベーションを手に入れました。
これを手放す手は無い!使わない手は無いのです。

その結果、デジタルとアナログをいみじくも遣い分けていくことで、
ビジネスマンの無駄を排除し、且つ市場競争力を高める手段として、
実は驚くほど高効果を発揮することがわかってきました。
皆さんも実感されていることでしょう。

4. どんな業種・どんな目的でも普遍的エッセンシャルツール

では概念ばかり語っていてもデジタル・アナログの賢い活用法としての具体性が無いため、
ここで普遍的活用と細分化した個別活用について、例証を挙げながら触れておきます。

01. 準備だけは必ずハイブリッドで

まず巷のビジネスシーンにおいて、様々な業種・業態で多様な事業内容が存在するわけで、
その中にデジタル派・アナログ派が混在しています。
従ってスピードを要求される生馬の目を抜くようなビジネスシーンにおいて、
デジタル・アナログのメディア遣い分けを一々見極めないといけないのは、
あまり得策ではありません。

ビジネスマンは自社でビジネス直結の公式印刷物、
例えば営業パーソンは、会社案内、製品パンフレット、総合カタログ、
そしてサービスリーフレット等。
まずは少なくともこれらの印刷物を必ずPDFのデジタルで保持しておくこと。
何度も言いますが、社内作成、自身手作りの会社紹介、事業内容のデジタルドキュメントだけではダメ!
もちろんそれはそれで優れた効果を発揮しますが、
ファンダメンタルな印刷物とそのPDFデータは、
ありとあらゆるTPOに機動力をもって戦える賢い攻め方を実践するでしょう。

02. デジタル派にもアナログ派にもハイブリッドで

業種で括って例証してみます。以下の業種を顧客対象とする事業の場合、
デジタル・アナログのどちらにウエイトを置くべきか?
これはその業界のビジネスマンは極当たり前で、十分認識済みでしょうが、
この記事テーマに関心を持った方々へ、イメージしてもらいやすくするため、
以下の業種区分で例証してみました。飽くまでも傾向、一般論として参照してください。

建設業【デジタル<アナログ】

業種的にガテン度が高く、現場思考が強いため、メール添付でPDFを事前配布しても見ない。
対面により印刷物現物が手許にないと交渉が進まない。

大手メーカー【デジタル=アナログ】

購買担当は、理系の研究開発や工場の工務・設備系のエンジニア・技術担当者が多く、
物事を合理的に考察するが現場思考も強い。従ってデジタル・アナログ両面をカバーする。

中小メーカー【デジタル<アナログ】

購買意思決定は経営層がダイレクトに行うため、比較的保守的指向性が高く、
デジタルソリューションをあまり好まず、Face to Faceの人間的コミュニケーションを重視する。

IT企業【デジタル>アナログ】

DX化を社会に普及する担い手。現場の開発SE、プログラマーのみならず、
部門長クラスや経営層に至るまで社内全域的にデジタル派が体勢を成す。

不動産業【デジタル<アナログ】

複数の業態に別れるため、一概に言えないが、全体的に現場思考がある。
やはり物件という現物が存在するため、顧客とのコミュニケーションは自ずと対面、印刷物が中心となる。

人材業【デジタル>アナログ】

今や求職者の集客は、ほぼ100%求人ナビから。原則対面での集客や人材紹介を行わないため、
購買や投資に関しても業者との商談はデジタルの文化が中心。

学校【デジタル<アナログ】

生徒募集が主だった広報活動。Web集客は一部活用はするものの、Web完結ということはなく、
学校案内、学園パンフレット等の印刷物中心は不動。教育だけに業務のDX化は限定的。

あと書き

どのような業種でも、ありとあらゆるビジネスシーンで、
ビジネスマンの必携ツールと言われる会社案内、パンフレット、カタログ。
業種・ターゲット・ペルソナによるTPOで、
印刷物なのか?デジタルドキュメントなのか?
この遣い分けが重要であることを訴えてきました。

アナログ・デジタルの両面でしっかり準備をしておくことが、
競争力を高めるエッセンシャルツールとして、
賢いビジネスマンの選択と言えるのです。

参考までに、
この会社案内やパンフレット、カテゴリー的に分類すると、
「商業印刷」の分野に属します。
ところが、この印刷業界のマーケットが凋落の一途を辿っていることは、
皆さん仄聞そくぶんしたこともあるのではないかと思います。
ここで声高に語ってきた会社案内やパンフレット類でしたが、
これらも斜陽のメディアなのでしょうか?

この商業印刷の現状と未来予測について筆者で分析し、記事として執筆してみました。
こちらもぜひご覧になってみてください。↓↓↓

(執筆・編集|メーソン)

  


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