08用語説明
企画構成
ヒアリング
ヒアリングとは、企画・構成をする前の段階でお客様からより多くの情報を収集するための大切な行程です。期待効果を明確にするためには詳細なインタビューが必要となります。
CI(コーポレート・アイデンティティー)
企業イメージ統合化の意味。経営理念を視覚的手段によって訴求し、よりよい企業イメージを形成する。しかし、現代のCIは、むしろPRに近く、広告、宣伝に近づいているといえます。
ブランディング
ブランディングとは、企業が顧客にとって価値のあるブランドを構築するための活動を指します。ロゴやブランド・ネームなどを企画・立案する事はブランディングの第一歩です。
コンテンツ
コンテンツとは、元来「情報の内容」を意味し、質の高いデザインであってもコンテンツの質が低ければ良い制作物にはなりません。コンテンツの中でも、特に目玉になるようなコンテンツを「キラーコンテンツ」と言います。
プレゼン
「プレゼンテーション」の略語で、企画案やデザイン案の方向性を発表する事をプレゼンと言います。制作者側と依頼主様側の方向性を確認する重要な行程となります。
キービジュアル
各々の媒体でメインとなる写真やCG画像をキービジュアルと呼びます。
キービジュアルは企画・構成段階から決めていく事も多々あり、加工なしの写真やデジタル加工した写真、フルCGや3D等、様々な表現方法があります。
デザイン
CG
「コンピュータ・グラフィックス」の略語で、本来コンピュータで画像を扱うこと全般を指します。CGを駆使することで、多種多様なビジュアルを作り上げる事が可能です。立体物をCGで描くことは3Dと呼ばれ、空間の表現やリアルさを追求する際に使われる手法です。
タイポグラフィ
タイポグラフィとは、字を扱うデザイン全般の事を指します。一文字から何千、何万字にいたるテキストのレイアウトやタイプフェイス(字体)のデザインなどがあり、会社名やブランド名をタイポグラフィでデザインする際には、非常に繊細な作業となります。
レイアウト
ページ全体の構成をレイアウトと呼びます。写真のサイズ・配置、文字の組み方等、レイアウトが全体のイメージに大きく影響します。レイアウトのタイプにより動きの出るレイアウト、どっしりと信頼感のあるレイアウト、女性的で繊細なレイアウト等の様々な視覚伝達が可能です。
フローチャート
会社の組織構成や仕事の手順や流れを図式化するもので、単純なモノから複雑なモノまで、バリエーションが広い表現手法です。文字情報よりも訴求力があり、色分けやレイアウトを工夫することで効果的に情報提供することができます。
ピクトグラムアイコン
非常口のマークや道路標識等に使われている、簡略化したマークをピクトグラムアイコンと呼びます。直感的にメッセージの注意を喚起する際に有効な手段です。
コピーライティング
キャッチコピー
情報を伝える上で何らかの告知に使われるものをキャッチコピーと呼びます。
通常、それほど文字数を多くせずに簡潔にメッセージを伝えることが重要で、ビジュアルと連動させる事で、より読み手にイメージを持たせる事ができます。
ボディコピー
ボディーコピーとは、情報を掘り下げて伝える文章を指します。
媒体や様々な条件により文字数に差はありますが、分かりやすく飽きずに最後まで読んでもらえる文章を組み立てることが重要となります。
リライト
元となる文章を、分かりやすく簡潔に整理する作業をリライトと呼びます。
文章の整理、組立、言い回し、句読点にいたるまで、まさに「文章を修理する作業」です。
撮影・写真
フィルム撮影
フィルムを用いて撮影するので、高品質な仕上がりが期待できます。
また、色味や質感を極限まで追求できるので、大判出力や露出度の高い媒体では、フィルム出力がお勧めです。
デジタル撮影
デジタル撮影はスピーディーで低コストな撮影手段です。但しフィルム撮影と比べるとどうしても品質は落ちますが、使うサイズや用途によっては十分な場合もあります。
ライツマネージメントフォト
ストックされた写真から使用したい写真をレンタルし使用できます。
費用は使用媒体、期間、サイズなどによって異なります。
版権フリーフォト
購入すると使用媒体や、期間、サイズに制限されることなく使用できます。
ライツマネージメントフォトと比べると値段はリーズナブルです。
ロケハン
ロケハンとは、ロケーション・ハンティングの略語で、通常は撮影場所の下見を意味します。カメラマンやデザイナーはロケハンでイメージを膨らませることも多く、非常に重要な行程と言えます。
形状・スタイル
ペラ
ペラとは、一般に1枚モノの印刷物を指します。
A4やA3などサイズは様々ですが、会社案内やパンフレットの場合、頻繁に変更がある内容はペラでまかなうことも多く、刷り直しや増刷のコストを落とすことができます。
ポケットフォルダ
ペラやその他の書類等を入れるためのポケット付きフォルダです。4ページや8ページなど、様々なページ数がありますが、ペラの枚数が多い場合は、マチを付けます。
また、ポケットの形状もデザインの一部として考える事が重要です。
マチ
ペラの枚数が多い場合に厚みを付ける為の背表紙をマチと呼びます。
名刺スリット
名刺を差し込む切り目です。
通常、ポケット部分にスリットを入れることが多く、営業や展示会での販促ツールとして使用する場合は、非常に効果的です。
印刷・加工
色校正
印刷に入る前に色味の確認をする行程を色校正と呼びます。
代表的な色校正として本紙色校正とDDCP色校正(簡易色校正)があり、前者は実際に使用する用紙を実際の印刷機に通して印刷仕上がりをご確認できます。
トンボ
印刷後、紙の裁断や折りの目印となる線をトンボと呼びます。
PP加工
表紙面に光沢(グロス)、つや消し(マット)のコーティング加工を施します。手渡した際の第一印象は紙の質感に大きく左右されるため、会社案内のグレード感を向上させるためには効果的な加工方法です。
ポケット
ペラを差し込むポケットを通称ポケットと呼びます。最終ページの下部にポケット加工を施し、パンフレットや1枚ものペラを入れることができます。また変更要素がある項目を本文に記載せず、差込ペラにしておきます。
4色(CMYK)+特色印刷
シアン+マゼンタ+イエロー+ブラックの4色で印刷する事を4色印刷と呼びます。
4色に加え金色、銀色、またDICカラーに代表される特色インキを使用して色の広がり、また微妙な色再現を行うとグレード感をアップすることができます。
UV印刷厚盛り・バーコ印刷
印刷技術により印刷面(文字やオブジェクト)に物理的厚みをつける印刷方法です。インキ中に光沢処理をしたりにラメを入れたりもします。写真は弊社会社案内(9にUV厚盛り光沢加工)
箔押し
金箔、銀箔、色箔などの型押しをします。表紙によく施す加工ですが、ロゴマークや社名、英文文字などを箔押しするケースが多いようです。
型抜き・トムソン加工
会社案内の表紙に穴をあけたり、表紙のみ角を落とした形状にすることです。製作目的によっては大変インパクトがあります。
型押し
エンボス(凹凸)でロゴマークやシンボリックな形状を型押しします。平面的なデザインに凹凸の変化、立体感を出します。
パール印刷
インキに繊細に輝く顔料を入れ、印刷面にパールのようなキラキラと輝く光沢感を出します。オリジナリティーを求める場合に非常に効果的です。