- パンフレット専科HOME
- 制作のポイント
- カタログ制作のポイント
カタログ制作企画・構成からデザイン・印刷まで一貫対応
- カタログの制作会社を評価する4つの確認事項《制作費・制作期間・制作実績・制作体制》
- カタログ制作実績|総合・製品・営業・海外・BtoCカタログの代表例
- 制作費ガイドライン|ページ数別の参考価格《1,000部》
- 制作期間|ページ数別の目安と短縮できない工程
- 制作対応領域|総合・製品・営業・展示会・多言語・デジタル版《対応できること》
- 制作体制|分類設計から撮影・原稿・印刷まで担う専門クリエイター陣
- 見積・発注要件|初回ヒアリングで聞かれること・用意しておくもの
- 第三者評価・受賞歴
- FAQ|発注前に判断が割れる論点
- AI時代のカタログ制作|AIが担える工程と制作会社が担うこと
- 制作の観点|カタログ制作を検討するときの観点《解説の入口》
カタログ制作とは、掲載する製品を選び、比較できる形に並べて一冊にまとめる発注業務です。
パンフレット専科では、企画・構成、製品撮影、原稿作成、デザインから印刷まで一貫対応。
製品の分け方から設計し、営業・商談・展示会で使えるカタログをご提案します。
総合・製品・営業カタログの制作実績は70点以上。1作品1ページで一次公開しています。
本ページでは、制作実績、制作費と制作期間の目安、制作体制、制作会社の選び方まで、
発注前に確認したい要点をご案内します。
01 カタログの制作会社を評価する4つの確認事項《制作費・制作期間・制作実績・制作体制》
カタログの制作会社へ依頼する際、最初に確認したいのは『制作費・制作期間・制作実績・制作体制』の4点です。
製品の分け方から相談できるか、数十〜数百点を同じ品質で組める体制があるか、貴社と製品点数や分類の複雑さが近い実績があるか。この3つが費用感と並んで、発注判断の基準になります。
パンフレット専科の評価軸
8〜50ページ規模以上
1,000部の参考価格
20ページ〜50ページ
の目安
製品・総合・営業カタログを
1作品1ページで公開
分類設計から撮影・原稿・
デザイン・印刷まで
弊社では、掲載する製品の範囲や分類の方針が決まっていない段階からご相談を承り、必要な制作条件を整理してご提案します。新規制作・リニューアルの目的を伺い、最適な制作範囲、仕様、進め方をご提案します。
カタログ特有の確認点《分類設計・量産体制・撮影条件・改訂運用》
パンフレットと違い、カタログは製品点数の多さそのものが難易度になります。数十点から数百点を同じ品質・同じ条件で並べ、比較できる形に整えるには、デザインとは別の4つの能力が必要です。弊社が制作の現場で見てきた限り、作り直しや現場での使い勝手の悪さになるのは、この4つのどれかが欠けている場合です。
カタログの制作会社に確かめる4つの能力
| 能 力 | 何を見るか | 初回打合せで確かめる質問 |
|---|---|---|
| ① 分類設計力 | 製品をどのように分類するか、根拠を持って提案できるか。 | 「弊社の製品を、どの軸で分類するのが良いと思われますか。その理由も教えてください」 |
| ② 量産の制作体制 | 数十〜数百ページを同一品質で組めるか。誌面の型を先に作り、複数の担当者が同じ型で流し込む体制があるか | 「本件は何名体制になりますか。誌面の型は、どの段階で確定させますか」 |
| ③ 撮影条件の統一 | 製品点数分を、背景・角度・光・陰影など品質やレギュレーションを揃えて撮り切れるか。 | 「製品◯◯点の撮影を、何日で、どういう条件の統一ルールで進めますか」 |
| ④ 改訂運用の設計 | 次の製品追加をどう吸収する設計か。ページの型、台割の余白、データの持ち方は初回の制作時にしか仕込めない | 「来年、製品が10点増えたとき、どこまでの作業で対応できる設計にしますか」 |
▼プロお勧めのワンポイントテクニック-01
制作実績を見せてもらうとき、完成したカタログではなく「台割」と「改訂版」を見せてほしいと頼んでください。台割はページの設計図です。ここに製品の分類がどう落ちているかを見れば、その会社の分類設計力がわかります。改訂版を出せる会社は、改訂を吸収する設計ができている証拠です。完成品のデザインは誰が見ても美しく見えます。判断材料になるのは、その裏側の設計図の方です。
カタログ作成の費用相場から、見積の見方、外注先の選び方まで、
発注前に押さえたい判断材料を解説しています。
掲載製品の範囲や分類の方針が決まっていない段階でも、
整理からご相談いただけます。
相談する
02 カタログ制作実績|総合・製品・営業・海外・BtoCカタログの代表例
制作会社を選ぶとき、最も確かな判断材料は、その会社が実際に制作し納品した実績です。
弊社は企画・撮影・執筆・印刷まで担った案件を、1作品1ページで公開しています。誌面の型、分類の落とし方、写真の条件など、提案書では見えない部分は完成物に現れます。
貴社と同じ業種の実績があるかどうかより、製品点数と分類の複雑さが近い実績があるかを見てください。カタログの難易度は、業種ではなく点数と分け方で決まります。ここでは『総合・製品・営業・海外・BtoCカタログ』の種類ごとに、代表例を2点ずつご紹介します。
総合カタログ制作実績
株式会社杉山チエン製作所 様(埼玉県)
業種:ローラーチェーンの総合メーカー|総合カタログ
産業用ローラーチェーンの総合カタログ。ブランディングを機に製品の特長とカテゴリーを再定義し、分類を組み直しました。スタジオ撮影で製品の品質を直感的に伝え、108ページ全体にブランドの統一感を持たせています。
仕様:A4/108ページ/オーロラコート 表紙160kg・中面90kg/表紙グロスPP
産業機械、建材、図書館・オフィス家具、計測・光学機器、工具、食品、化粧品、文具 等
製品・商品カタログ制作実績
株式会社キトー 様(東京都)
業種:マテリアルハンドル機器製造|製品カタログ
据付工事を必要としない運搬用クレーン、新製品の製品カタログ。クレーンに初めて触れる物流・食品工場の読み手を想定し、冒頭で製品の基本価値を整理、機種を図解比較できる構成です。グローバルVIのトーンで統一し、営業と展示会の両方で比較・選定を支える一冊です。
仕様:A4/24ページ/マットコート110kg
産業機器、工作機械、医療機器、計測機器、住宅設備、化学製品 等
営業・商談・展示会カタログ制作実績
株式会社淀川製鋼所 様(大阪府)
業種:鉄鋼製品の製造・販売|販売カタログ
新製品ガレージの販売カタログ。従来のカタログをもとに、読み手に伝わる順序へ情報を整理し直し、「1テーマ・1見開き」で完結するページ構成と、ページごとのテーマカラーを設定しました。シンプルでスタイリッシュな印象を引き立て、可読性と視認性を高めています。
仕様:A4/8ページ/ホワイトニューVマット135kg/マットニス
製造業、商社、IT・情報システム、建設・設備、サービス 等
海外・多言語カタログ制作実績
株式会社クボタ計装 様(大阪府)
業種:計量機器設計製造・販売|多言語営業カタログ
樹脂製品の生産工程で原料を定量供給する「重量式フィーダー」の、英語版・中国語版の海外営業を後押しする製品カタログ。営業担当者へのヒアリングをもとに、販売戦略と営業トークに即した情報構成とし、製品紹介にメリハリをつけて商談の会話のリズムを重視しました。
仕様:A4/24ページ/サテン金藤135kg/両観音折り/英語版・中国語版
輸出製造業、素材・フィルム、計量・計測機器、商社、観光・インバウンド 等
BtoC・販売促進カタログ制作実績
クナウフ・インシュレーション合同会社 様(東京都)
業種: 断熱材の製造・販売|BtoC断熱材カタログ
ドイツ発の断熱材メーカーの、注文住宅のホームオーナーに向けたカタログ。断熱材の効果を情緒的なコピーで伝えてから製品と会社を紹介する構成とし、家族の写真を多用して欧州品質の断熱材と共にある暮らしを表現しました。
仕様:A4横12ページ/ニューVマット 135Kg
アパレル・ファッション、写真・レンタル、食品、化粧品、住宅、レジャー、小売 等
これらを含む70点以上のカタログ制作実績を、1作品1ページで掲載しています。
全作品は、ページ末尾の作品一覧からご覧いただけます。
03 制作費ガイドライン|ページ数別の参考価格《1,000部》
カタログの制作費は、ページ数と、撮影・原稿をどこまで任せるかで決まります。
カタログの制作費は、性質の違う二つの系統でできています。ひとつは企画・分類設計・デザイン・原稿といった「コト」の費用、もうひとつは用紙・印刷・製本・加工といった「モノ」の費用です。前者は部数に関係なく一定、後者は部数に比例します。
弊社では、発注前のご検討にお役立ていただくため、製品カタログから総合カタログまで、ページ数別の参考価格をご案内します。
ページ数別の参考価格《1,000部・弊社ガイドライン(税別)》
| ページ数 | 想定する構成・用途 | 参考価格 |
|---|---|---|
| 8ページ〜 | 単品〜少品種の製品カタログ。営業が持ち歩く標準構成 | 100万円〜 |
| 20ページ〜 | 少〜中品種のカタログ。総合カタログを分類分けしたカテゴリーカタログも効果的 | 200万円〜 |
| 30ページ規模〜 | 複数シリーズの製品カタログ。分類が2階層になる規模 | 300万円〜 |
| 50ページ規模〜 | 多品種の製品カタログ。索引・スペック一覧を持てる規模 | 450万円〜 |
| 70ページ規模〜 | 総合カタログの入口。事業紹介と製品群を併載できる | 600万円〜 |
| 100ページ規模〜 | 総合カタログ。改訂運用とテンプレート設計が前提。ページボリューム感は競合カタログとの比較でも存在感あり。 | 800万円〜 |
※30ページ、50ページ、70ページは規模レベルとお考えください。
参照情報
◎表示価格は税別。実際のお見積りは制作条件、撮影・原稿の範囲、用紙・加工、印刷部数によって変動します
◎参考価格に含まれるタスク|企画・構成案、分類設計、台割、基本デザイン、情報レイアウト設計、量産DTP、取材・コピー制作、校正(3回)、用紙(標準紙)、印刷、基本的な綴じ加工、納品1箇所
◎別途費用|撮影(カメラマン・スタジオ・機材・資材・スタイリスト・アシスタント)、出張取材、本機色校正、イラスト・図版の新規作成、特殊紙・高級紙、特殊加工(PP・箔押し・型抜き)、翻訳・多言語版、複数箇所への分納
とくに費用を大きく左右するのが、撮影と原稿の支給範囲です。写真を撮り下ろすのか既存素材を流用するのか、原稿を社内で書くのか取材から依頼するのか。ここが未定のまま取った見積は、着手後に再見積・追加見積の可能性が高くなります。
業態別の制作費相場《なぜ同じ仕様で倍以上の差が出るのか》
同じカタログを作るのに、150万円台から400万円以上まで格差があります。これは値付けの差ではなく、企画・分類設計・撮影・原稿のどこまでを担うかの差、さらに、
- 縛りの強い短納期・構成回数・デザイン案数
- デザイン・コピーライティング・印刷仕上がりの品質
- 制作スタッフの熟練度
- リスク管理レベル
- ブランド資産価値(知名度・受賞歴・第三者評価)
参照情報|相場の前提となるカタログ仕様
◎ページ数/30ページ ◎サイズ/A4 ◎用紙/表紙160kg程度、本文マットコート110kg程度
◎製本/中綴じ または 無線綴じ ◎部数/1,000部
◎企画・構成/各業態・各業者により、標準のサービス内容は異なるものとする
業態別のカタログ制作費相場
| 業 態 | 制作費相場 | この価格帯になる理由 |
|---|---|---|
| 印刷会社 | 150万円〜 | 組版と印刷が本業。企画・設計の比重が小さい 制作スタッフは中・低レベル |
| デザイン事務所 | 200万円〜 | デザインに比重(中位〜中上位レベル) 量産・撮影は外注が挟まる |
| クリエイティブ 制作会社 |
300万円〜 | 企画から印刷まで一貫。標準的な価格帯 制作スタッフや仕上がりは中上位〜上位レベル |
| 大手印刷会社 | 350万円〜 | 膨大な商品点数の管理・改廃をシステムで担う 知名度、大規模ロットの印刷対応力 制作スタッフや仕上がりは中上位〜上位レベル |
| 広告代理店 (中堅〜大手) |
400万円〜 | 戦略立案を含むが、制作は外注が挟まる 知名度、受賞歴・第三者評価 |
弊社『パンフレット専科』は、分類設計から撮影・原稿作成、印刷加工フェーズの入稿〜納品までを内部体制・一貫体制の中で担い、上表の「クリエイティブ制作会社」の価格帯に位置します。
見積書に並ぶ16項目《コトの費用とモノの費用》
見積書の項目を二系統・16項目に分解しました。各項目が何で動くかを押さえておけば、他社の見積を受け取ったときに、どこが高いのか、どこが抜けているのかを判定できます。
【コト】クリエイティブ費用の8項目
| 項 目 | 何をする工程か | 何で金額が動くか |
|---|---|---|
| ① 現状分析・情報整理 | 既存カタログ・製品資料の読み込み、掲載情報の棚卸し | 製品点数、既存資料の整い方 |
| ② 全体設計・企画構成 | 分類の設計、台割の作成、改訂前提の設計 | 分類の複雑さ、改訂運用の要否 |
| ③ 基本デザイン制作 | 表紙・扉・製品ページの基本フォーマット設計 | 誌面の型の数、ブランド要件 |
| ④ 情報レイアウト設計 | 製品1点あたりの情報の枠と密度の設計 | 1ページあたりの情報密度 |
| ⑤ 撮影 | 撮影条件の設計、製品・現場・人物の撮影 | 点数と撮り方。変動幅が最も大きい |
| ⑥ コピーライティング | 取材、資料読み込み、本文の執筆 | 取材の有無、技術内容の専門性 |
| ⑦ 量産DTP | 決まった型への流し込み、図版作成、写真補正 | ページ数に比例して積み上がる |
| ⑧ 校正・本機色校正 | 文字校正、色の確認 | 校正回数、本機色校正の有無 |
【モノ】カタログハード費用の8項目
| 項 目 | 何が決まるか | 何で金額が動くか |
|---|---|---|
| ① サイズ・形状 | 用紙のロスと加工費 | 規格外はロスが出る。判型で印刷費が動く |
| ② ページ数 | 印刷費と制作費の両方 | 4の倍数の制約。台数が増えると跳ねる |
| ③ 部数 | 単価と総額 | 部数を増やすと単価は下がり、総額は上がる |
| ④ 用紙 | 仕上がりの見栄え・高級感と用紙代 | 特殊紙・高級紙は別途。部数が多いほど差額が効く |
| ⑤ 印刷 | 色数と刷り方 | 4色+特色は版が増え、費用も納期も加算 |
| ⑥ 綴じ・製本 | ページ数の上限と開きやすさ | 中綴じ/無線綴じ/上製本で工程が変わる |
| ⑦ 加工 | 高級感 | PP・箔押し・型抜きは別工程。費用と比例し、納期も延びる |
| ⑧ 送料 | 納品の条件 | 部数・重量・配送先の数。分納は必ず事前に伝える |
他社の見積を受け取ったら、参照情報の「含まれるタスク」が、その見積に全部入っているかを確認してください。金額が明らかに低い見積は、企画・構成費、ディレクション費、校正費のいずれかが落ちていることがほとんどです。
制作費の内訳や価格差が生じる理由、相場より明らかに低い見積の正体まで、
カタログの費用を詳しく解説しています。
ご希望のページ数、製品点数、撮影・原稿の範囲に応じて、
カタログ制作のお見積りをご案内します。
無料相談する
04 制作期間|ページ数別の目安と短縮できない工程
カタログの制作期間は、ページ数と撮影の有無でほぼ決まります。展示会や期首に合わせる場合は、下表から逆算して発注時期を決めてください。
| ページ数 | 想定納期 | 期間が延びる要因 |
|---|---|---|
| 20ページ | 3ヶ月〜 | 撮影点数が多い/原稿が社内で滞る 分類設計のやり直し/決裁者の追加要望 校正の往復増/多言語版の並行制作 |
| 30ページ | 4ヶ月〜 | |
| 50ページ | 5ヶ月〜 | |
| 100ページ | 7ヶ月〜 |
01. 短縮できる工程
- 撮影|既存素材を流用できれば、撮影の日程と原稿待ちのロスタイムがなくなります。
- 原稿|社内で書ける原稿を先に出せば、取材やコピーライティングの往復やりとりが不要になります。
- 社内合意|掲載製品を発注前に確定しておけば、第3段階が数週間短縮できます
02. 短縮できない工程
- 校正|3校を2校に減らすと、誤植のリスクが残ります。ここは削らないでください。
- 印刷・製本|物理的な工程です。ページ数・部数・加工で日数が決まります。
- 本機色校正|実行する場合は、その分の日数が必ず加算されます。
05 制作対応領域|総合・製品・営業・展示会・多言語・デジタル版《対応できること》
カタログと一口に言っても、製品点数、使われる場面、改訂の頻度で設計はまったく変わります。弊社が対応するカタログの種類と、種類ごとに設計で押さえる要点を整理しました。
カタログの種類と、弊社の対応範囲
| 種 類 | 主な用途 | 設計で押さえる要点 | 弊社の対応 |
|---|---|---|---|
| 総合カタログ | 全製品の常設カタログ。顧客のオフィスに置かれ続ける | 多品種の分類と目次設計。改訂を吸収する台割とテンプレート | 企画・分類設計・撮影・原稿・デザイン・印刷 改訂運用の設計 |
| 製品カタログ | シリーズ・新製品の紹介。営業・展示会・資料請求 | 製品1点あたりの情報の枠を統一し、仕様を比較できる形に | 企画・分類設計・撮影・原稿・デザイン・印刷 |
| 営業・商談カタログ | 営業担当が商談で開く。提案資料と併用 | 商談の順序に沿った構成。導入メリットと事例を前半に | 同上+営業ヒアリングからの構成設計 |
| 展示会カタログ | 会期中に配布し、持ち帰って社内で回覧される | 短い接触時間で全体像が伝わる分量。ブース装飾と色彩・書体を揃える | 同上+展示会ツールとの連動 |
| 海外・多言語版 | 海外代理店・海外展示会 | 翻訳後の文字量の増減を見込んだレイアウト。単位・規格を輸出先に合わせる | 英語・中国語・韓国語ほか。言語差し替えを前提としたデータ設計 |
| デジタル版 (PDF・Web) |
Webからのダウンロード、メール添付、タブレットでの商談 | 印刷版と同じデータから書き出し、目次・索引をリンク化 | 印刷版と同時制作。電子カタログ化のご相談にも対応 |
製品をどう分けるか《分類の4つの軸》
カタログ制作でまず決めるのは、デザインでもページ数でもなく、載せる製品をどの単位でまとめ、どの順に並べるかです。分け方には主に4つの軸があり、どれを選ぶかは利用者・読み手が誰かで決まります。
自社の部門・事業部で分けると、社内の組織図がそのまま目次になり、読者は探す手がかりを失います。
型番・シリーズで分けると既存客は最短で届きますが、型番を知らない新規客は入口を失います。
用途・課題で分けると「何に使うか」から選べる反面、社内の合意形成に手間がかかります。
業種・現場で分けると自分の現場として読めますが、該当しない業種の読者は読み飛ばします。
弊社が企画の段階で製品理解・カテゴリー理解・業界理解を深く求めるのは、この分類を根拠を持って提案するためです。
改訂運用・多言語・デジタル版
カタログは作って終わりではありません。製品は追加され、廃番になり、仕様が変わります。弊社では初回の制作時に、ページの型と台割の余白、データの持ち方を改訂前提で設計し、差し替えページだけを更新できる運用にします。
多言語版は言語ごとにデータ構造を分け、増刷や言語追加の際に再レイアウトを避ける形にします。デジタル版は印刷版と同じデータから書き出し、目次と索引をリンク化して納品します。
06 制作体制|分類設計から撮影・原稿・印刷まで担う専門クリエイター陣
カタログは、5職種が同時に動いて成立します。
カタログ制作は、一人のデザイナーが担える仕事ではありません。企画、原稿、撮影、デザイン、進行管理、それぞれ別の職種が同時に動きます。見積の項目は、この職種の稼働に対応しています。
見積項目と、その工程を担う職種
① 企画・構成費
プロデューサー/ディレクター
掲載製品の洗い出し、分類設計、台割の作成
② 取材・原稿作成費
コピーライター
技術者への取材、資料読み込み、本文の執筆
③ 撮影費
カメラマン
撮影条件の設計、製品・現場・人物の撮影
④ デザイン費
アートディレクター/デザイナー
誌面の型の設計、レイアウト、図版作成、写真補正
⑤ ディレクション費
プロデューサー/ディレクター
スケジュール管理、品質管理、関係者調整
⑥ 印刷・加工費
印刷工程
用紙、印刷、綴じ・製本などの加工
弊社は独立系クリエイティブエージェントとして、プロデューサー・ディレクターを中心に、専門クリエイターが協働する制作体制を整えています。
弊社の制作体制
| 職 種 | 職務内容 | 人 数 |
|---|---|---|
| アカウントプランナー | 制作のヒアリングを行い、コンセプト立案、構成を企画・提案し、見積提出から受注・契約までを担う | 10名 |
| プロデューサー・ディレクター | ヒアリングから要件定義を行い、企画・構成案を策定。受注後は制作全般の進行管理責任者 | プロデューサー5名 ディレクター4名 |
| アートディレクター・デザイナー | ADはデザインの総責任者として方針を決定し、デザイナーへ指示・管理。デザイナーは初稿から校了までを担う | AD3名 デザイナー7名 |
| コピーライター | 制作コンセプトと取材に基づき、キャッチコピー・リード・ボディコピーを執筆 | 3名 契約ライター5名 |
| カメラマン | 製品の物撮りから現場・人物まで、ロケハンから撮影を担当 | 契約カメラマン5名 |
| 契約プロダクション | 弊社のプロデューサー・ディレクターの管理下でクリエイティブ制作を担当 | 10社以上 |
弊社『パンフレット専科』は、①〜⑥をすべてこの体制で担います。分類設計から撮影、原稿、印刷までを一貫して受けるため、工程間で条件がずれません。多品種の製品をどう分けるかという段階からご相談いただけます。
07 見積・発注要件|初回ヒアリングで聞かれること・用意しておくもの
制作会社のヒアリング内容で、カタログの出来具合が変わります。
初回の打ち合わせで制作会社が何を聞くかは、その制作会社のカタログ制作へ向けた意思の表明です。仕様(サイズ・ページ数・部数)だけを聞いて帰る会社は、印刷物として受注しています。使われる場面、製品の分類、競合との差別性を聞く会社は、営業の道具として設計しようとしています。
弊社がヒアリングで必ず伺う項目と、貴社に用意していただきたいものを、そのまま公開します。他社との打ち合わせでも、この表をお使いください。
| 段階 | 決めること | プロ視点のポイント | 主に動く側 |
|---|---|---|---|
| 1 | 目的と読み手を決める | 営業・展示会・資料請求・顧客常設など、使われる場面で構成が変わる | 発注側 |
| 2 | 競合・市場・顧客の定義 | 市場でのポジショニング、競合状況、顧客の属性を共有 | 双方 |
| 3 | 掲載する製品を確定する | 載せない製品を決めることが、実は最も難しい | 発注側 |
| 4 | 分類と目次を設計する | ここで検索性が決まる。後から動かしにくい | 双方 |
| 5 | 情報の粒度を揃える | 製品ごとに載せる項目を統一しないと比較できない | 制作会社 |
| 6 | 撮影と原稿の条件を決める | 背景・角度・光を揃える。文字数の枠も先に決める | 制作会社 |
| 7 | デザインとページ設計 | 分類を誌面の型に落とし込む。テンプレート化も設計する | 制作会社 |
| 8 | 校 正 | 原則3校で校了。仕様変更は校正段階で止める | 双方 |
| 9 | 印刷・製本 | ページ数と部数で綴じ方が決まる | 制作会社 |
| 10 | 改訂の運用を決める | 次の製品追加をどう吸収するかまで決めておく | 双方 |
相見積を比較するための3つの条件統一
相見積を取るとき、各社に口頭で説明すると、必ず前提がずれます。次の3つを一枚の紙に書いて、同じものを全社に渡してください。
相見積の前に揃える3つの条件
| 条 件 | 書き方 |
|---|---|
| ① 仕様を一枚に固定する | サイズ・ページ数・部数・用紙・綴じ方・加工の有無の6項目を数値で確定。「A4・32ページ・2,000部・無線綴じ・特殊加工なし」まで書く。ページ数が未定なら「32ページ想定。増減時の単価も併記」と指定 |
| ② 支給範囲を明記する | 金額が最も大きく動く箇所。写真は撮り下ろしか流用か、原稿は社内で書くのか取材からか、ロゴ・図版データは支給できるか。「素材は極力支給します」ではなく、何を・何点・どの形式で出せるかまで書く |
| ③ 校正回数と色校の有無を揃える | 「校正3回・本機色校正なし」のように指定して揃える。ここを揃えないまま比べると、校正回数の少ない見積が低く見える |
発注前の社内準備から、RFP(提案依頼書)の作成、制作会社の選定まで、
カタログ作成の進め方を15のステップで解説しています。
08 第三者評価・受賞歴
企業の課題を理解し、企画から実制作まで対応できるか。クリエイティブの受賞歴を合わせて確認いただくことで、制作会社の対応力を具体的に判断できます。
受賞歴|第47回 日本BtoB広告賞 2部門受賞
- 【銀賞】ウェブサイト部門〈企業・学校PR〉の部|「プロテックエンジニアリング Product Site / Corporate Site」
- 【審査委員会特別賞】映像部門〈採用系映像〉の部|「挑戦の序章」(酉島製作所)
09 FAQ|発注前に判断が割れる論点
複数社を並べたとき、判断が止まりやすい六つの論点です。
-
Q1相場より明らかに低い見積が出てきました。何を確認すべきですか?
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A1
見積書に「無い項目」を探してください。
落ちていることが多いのは、企画・構成費、ディレクション費、校正費の三つです。この三つが無い見積は、設計と進行を発注側が担う前提になっています。制作会社に「この三項目は含まれていますか」と直接お尋ねください。
-
Q2印刷会社とクリエイティブ制作会社、どちらに頼むべきですか?
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A2
分類設計を社内で決められるかどうかで分かれます。
掲載製品と分類・目次が既に固まっているなら、情報設計が同じで製品の入れ替えだけなら印刷会社で足ります。製品をどう分けるかから相談したいなら、企画・設計を担うクリエイティブ制作会社が最適です。ただし既に説明した制作費に差がつきます。
-
Q3相見積は何社まで取るべきですか?
-
A3
3〜4社までです。
5社以上となると、比較ではなく選別の作業になり、各社への説明の質が落ちます。先に業態で2つに絞り、その中から3社。この順序が最も精度の高い比較になります。紹介で入った会社を含めると、断りづらさで判断が歪むことがあります。
-
Q4提案書のどこを見れば、実力がわかりますか?
-
A4
台割と分類設計案が入っているかを見てください。
表紙のデザイン案だけが出てくる提案は、まだ何も設計されていません。製品をどの軸で分けるのか、その理由が書かれているか。ここに制作会社の解釈が入っているかが分かれ目です。
-
Q5制作実績は、同じ業種のものを見るべきですか?
-
A5
業種より、製品点数と分類の複雑さが近い実績を見てください。
カタログの難易度は業種では決まりません。数百点を扱った実績があるかどうかが、量産の体制を持っているかの判断材料になります。完成品だけでなく、台割と改訂版を見せてもらうことも選択肢となります。
-
Q6納期が足りません。どこを削るべきですか?
-
A6
校正でも印刷でもなく、掲載する製品点数を削る。または主力品、主力カテゴリーのみとする。
校正を3回から2回に減らすと誤植のリスクが残り、印刷・製本は物理的な工程のため短縮できません。点数を絞れば、撮影・原稿・組版のすべてが同時に短くなります。
総合ではなくカテゴリーカタログとする、または主力品のみの構成で暫定版とすれば、当座を凌ぐことができます。
費用・納期・依頼前の準備から、AI生成画像の著作権まで、
発注前によくある疑問に一問一答でお答えしています。
10 AI時代のカタログ制作|AIが担える工程と制作会社が担うこと
生成AIで多品種の誌面を自動生成できるのではないか、というご相談が増えています。AIで速くなったのは「生成」の工程で、変わらないのは「何を並べ、何を大きく見せ、何を削るか」という判断です。カタログ制作は、この設計と生成に分かれます。
AIが担える工程と、編集者・制作会社が設計する工程
AI生成画像を製品カタログに使う場合は、著作権に加えて意匠権の確認が欠かせません。実在の製品に似た生成物は、他社の意匠を侵害する危険があります。納期は確かに縮みますが、費用が思うほど下がらないのは、条件を与え、生成物を確認し、責任を持つ工程が残るためです。弊社では、AIを制作の補助的な手段として活用しながら、分類設計と撮影・校正の品質管理を専門クリエイターが担います。
AIが担える工程と、編集者が設計しなければ成立しない領域はどこで分かれるのか。
費用と期間への影響、AI生成画像の著作権・意匠権まで整理しています。
11 制作の観点|カタログ制作を検討するときの観点《解説の入口》
カタログ制作に、ひとつの正解はありません。何ページで組むのか、どの目的に向けて設計するのか、どこまで外注するのか。ここでは発注前に押さえておきたい観点ごとに、詳細ページへご案内します。
01. 形状とタイプから考える
30ページ以内なら中綴じ、50ページを超えるなら無線綴じ。ページ数と製品点数によって、選べる綴じ方も誌面の使い勝手も変わります。
形状と綴じ方の基本をつかむ
02. 目的別・業種別に考える
展示会で配るのか、営業担当が商談で開くのか、顧客のオフィスに置かれ続けるのか。使われる場面が変われば、載せる情報も並べる順序も変わります。
目的と業種で構成を決める
03. 総合カタログから考える
多品種を扱う総合カタログは、分類の設計そのものが仕様を決めます。目次設計とデザインの要点を解説しています。
多品種を扱う総合カタログの要点
04. 営業カタログから考える
商談のどの場面で開くのかから逆算した、営業カタログの設計と制作事例です。
営業カタログの設計と制作事例
05. デザイン事例から考える
製造業のカタログ、目的別のカタログの誌面を、作品で確かめたい方へ。
モノづくり企業のカタログ事例
営業・商談・販促の目的別に厳選
カタログの分類設計から印刷までを一貫でお任せいただけます。
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アイムアンドカンパニー株式会社 代表取締役社長
エグゼクティブ・プロデューサー/コラム執筆エディター
1999年の創業以来、四半世紀にわたり会社案内・パンフレット・カタログの制作に従事。
「お客様の事業支援」を理念に、累計3,000件以上の制作実績で企業のビジネスを支援。
パンフレット専科には1,700点以上の制作実績を掲載しています。
- 銀賞|ウェブサイト部門〈企業・学校PR〉の部|「プロテックエンジニアリング Product Site / Corporate Site」
- 審査委員会特別賞|映像部門〈採用系映像〉の部|「挑戦の序章」(酉島製作所)




