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01会社案内のタイプ別作り方
01会社案内のタイプ別作り方
中綴じタイプ
会社案内の王道・標準スタイル
A4サイズで8ページ、12、16、20・・・と4の倍数で構成されます。最もオーソドックスな会社案内作成のスタイルです。
A4を横にした横長のスタイルも業種や目的によって効果的です。
参考までに、このスタイルの場合、見た目の形状にイレギュラー感がないこと、
また情報構成・ページ構成を本体で完結できるので、ユーザーが見落とすことなく情報を提供できます。
一方でこの中とじは全てのページが綴じられ固定されるので、
情報が一定の頻度で変わる場合、
今後コンテンツに変動の可能性がある場合、
差替えのできる後述のポケットホルダ付きペラ挿入タイプがより効果的な場合があります。
中綴じポケットホルダー+ペラパンフレット タイプ
機能的且つコストメリットの高い選択
ポケットホルダーの加工を施した中綴じタイプ会社案内です。 本体は前述の中綴じタイプの構成ですが、最終ページにポケット加工を施し、このポケット部にペラパンフレット(リーフレットとも言う、以下ペラパンフレット)を数枚挿入させます。
ペラパンフレットはA4サイズが一般的なので、ホルダー付き本体はA4より若干大き目のA4ワイドにします。前述のように中綴じにして8ページ、12ページ・・・の最終ページにポケット加工をしてそこにペラパンフレットを挿入します。
このスタイルも昨今では大変多くなりました。会社案内を作成するスタイルとしては大変機能的です。
このポケットホルダーのメリットは、企業情報や製品等の基本情報が短・中期的に改定される見込みが高い場合、
その情報箇所をペラパンフレットにしておいて、改定箇所のみ差し替えていく。このことで印刷加工費を最少に抑えることができ、
初期コストが若干かかったとしても、中長期的にはコストダウンのメリットがあります。 用紙はポケットを配置する表紙になる面を、
中面ページよりもコシのある厚手にすると、構造上強度を確保できます。
また会社ロゴマークやキービジュアルになったシンボルをポケットの形状にすることも、デザイン的なアクセントになり大変効果的です。
ポケットホルダー+冊子・パンフレット タイプ
会社案内や複数のパンフレット・リーフレットをひとまとめ
会社案内や製品パンフレット、カタログ等の複数存在する冊子・ブローシャ類を、一体化させひとまとめにするポケットホルダーです。
前項の中綴じポケットホルダーとは異なり、ポケットホルダー本体自体には企業・製品等の情報は掲載しないのが一般的です。
特に複数の媒体が営業や商談・プレゼンで重要な役割をなす場合、見積書や個別の提案書等も一体的にポケット格納できれば、
相手先に個々にバラバラに渡すより、非常に管理がしやすく利便性が高いと言えます。
挿入する各種パンフレット類はA4規格サイズが一般的ですので、ポケットホルダーはA4ワイドの一回り大きいサイズで作成します。
またポケットホルダー本体の用紙は、複数のパンフレットや書類を入れるため、かなり厚手の用紙を選定します。
ポケットは左右両側の2つとするのがより好都合でしょう。
ポケットホルダーの表紙(右上の上画像)。この表紙を開くとその下画像のように両サイドにポケット加工がされている。左サイドのポケットに会社案内、右サイドのポケットに業務内容、会社情報等のペラパンフレット(リーフレット)を収納。
このように専用ポケットホルダーの場合、左右にポケット加工をする「Wポケット」が標準的です。
中綴じ観音折り タイプ
フォーマルな仕様でありながら機能性を高めた
「中綴じタイプ」でありながら、ページの片側、乃至は両側を観音開きするタイプです。
8ページ中綴じに、その内の1ページを片観音とすると2ページ(1ページは両面で2ページ分)増えるので8+2で10ページ構成となり、
12ページの場合+2で14ページとなります。
また両側を観音開きとする場合、観音折りで2ページ使用するため4ページ増え12ページとなります。
この中綴じ観音折りタイプの特徴は、観音開きのページを全開すると3ページ、4ページ見開きとなり、大きくインパクトあるビジュアルデザインが可能となります。
会社案内の場合、オフィシャルな企業情報と共に、例えばビジネスモデルやグループ・関連企業等の箇所を観音開きにすれば、スケール感やロジック全体を一覧でき、強いインパクトを視覚化できます。また営業用として製品・サービス情報を含める場合、製品・サービスの基本情報と共に、例えば製品の開発コンセプト―展開イメージ―特徴やシステムなどの情報をサマリーで一覧させ、ユーザーに理解を促しやすくできるなどの効果が得られます。
機能と視覚要素を兼ね備え、一定のボリューム感からそれらの価値を高め、そこから信頼性などのブランドイメージ形成にも効果を発揮します。
さらに最終ページにポケットホルダー加工をし、そこに変動情報、または関連情報などのペラパンフレットを挿入すれば、いわゆるオールキャストの高機能且つ高付加価値な企業案内・パンフレットの構築が実現します。
直左上の画像は、観音折りページとは別ページのプレーンな中綴じタイプの見開きページです。
最終ページにポケット加工を施し、ペラパンフレットを挿入すれば、「中綴じ+観音折り+ポケット+ペラパンフレット」と、まさにフルラインナップの会社案内の出来上がりです。
特殊加工・規格外タイプ
既成にとらわれない非日常性が差別感を生む
業種や使用目的によっては規格外サイズの会社案内やパンフレットが有効です。規格サイズが溢れているパンフレット類の中では、とても非日常的な視覚効果や、ユーザーが手に取った手触り体験から、差別的ブランドイメージ形成に作用します。
またサイズだけでなく、特殊な加工を施し、形状での非日常感と差別性を打出していきます。
【簡易版/会社案内】6ページ観音折り タイプ
オフィシャルな会社案内ではあまりお薦めしない仕様。使い方によっては機能的。
簡易版、観音三つ折り・6ページ構成の会社案内です。簡易版とはいえ、企画構成、デザイン品質、印刷方法どれをとっても前述のタイプ同様、本格的な会社案内ですが、企業を代表し、企業の信頼性や価値をPRする会社案内としてはコンパクトで軽さを禁じ得ません。
翻って製品パンフレットやカタログなどにはむしろ商談シーンや営業活動においては機能性を発揮することが期待できますが、
会社案内でも使用目的やバジェットの関係からすれば止むをえませんが、ページ構成をかなり精査し、掲載情報や台割りに工夫が必要です。ただ情報を絞り込んで、表紙のファーストオープン、次に観音折りページをセカンドオープンで三面開きでフルオープンできる、
つまり「起承転結」的なストーリー建てのコンテンツを、紙面を開いていく体験により簡潔にユーザーに理解・共感させるプロセスが可能となります。
【簡易版/会社案内】4ページ タイプ
会社案内としてはミニマルなスペック
前項の6ページ観音折りタイプ同様、企業の顔とも言える会社案内として、弊社はあまりお薦めしていません。
事情を知らない初対面の相手先は、薄く、軽い会社案内は、どうしても軽く見てしまう先入観を持ってしまうものです。
こちらも使い方、目的によっては十分効果を発揮することもありますので、
ポケットホルダーに収納させてグレード感を出したり、他のパンフレットやカタログ、手作り資料等とうまく抱き合わせで使うなど、軽薄短小さを払拭できます。