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04業種別パンフレットの設計要件|製造・建設・IT・金融・学校・医療の構成と判断材料
パンフレットの訴求は、業種で変わる。読み手が違えば、判断材料も載せる順序も変わります。
製造業なら技術力と品質、建設業なら工法と施工力、IT業なら課題解決力。
業種が変われば、読み手が何を根拠に判断するかも変わります。
同じ構成のまま業種だけ差し替えても、伝わる相手には伝わりません。
このページでは、6つの業種それぞれについて、
何を証拠として示し、どの順序で構成するかを、弊社の制作実績とあわせて解説します。
このページでわかること
- 業種別に整理すべき5つの視点
- 製造業|技術力と品質を、どの順序で示すか
- 建設業・設備業|工法と施工力を現場価値に翻訳する
- IT・システム業|無形のサービスを理解できる形に変換する
- 金融・不動産業|信頼性と品格を保ちながら比較させる
- 学校・教育機関|専門性とわかりやすさを両立させる
- 医療・福祉|患者と家族の不安に寄り添う表現
- 業種別で失敗しやすいポイント
業種別の設計は、目的を定めたあと「自社の業界では何を根拠として示すべきか」を具体化する段階にあたります。
業種で設計が変わる理由|同じ構成では通用しない《前提》
パンフレットは、業種が変われば伝えるべきことも、響く見せ方も変わります。
製造業なら技術力や品質、建設業なら工法や施工力、IT・システム業なら課題解決力。読み手が何を根拠に判断するかが業種ごとに異なるため、載せる項目もその順序も変わります。他社の構成をそのまま流用しても機能しないのは、この根拠の違いを踏まえていないためです。
業種別に整理する5つの視点《読み手・使用シーン・判断材料・証拠・表現》
業種を問わず、整理すべき観点は共通しています。違うのは、その中身です。発注前にこの5項目をご確認ください。
| 視 点 | 確認すべきこと | パンフレットへの反映 |
|---|---|---|
| 読み手 | 企業担当者、技術者、経営層、学生、患者、一般消費者など | 専門性、説明量、言葉の難易度を調整する |
| 使用シーン | 商談、展示会、資料請求、採用説明会、院内配布、学校説明会など | ページ数、形状、持ち帰りやすさ、問い合わせ導線を決める |
| 判断材料 | 品質、価格、実績、安全性、信頼性、将来性、安心感など | 掲載項目と情報の優先順位を決める |
| 証拠情報 | 導入事例、データ、仕様、認証、施工実績、研究成果など | 抽象的なPRではなく、納得できる根拠を示す |
| 表現上の注意 | 業界用語、専門性、法規制、誇張表現、読み手の不安など | わかりやすさ、正確性、品格、信頼性を調整する |
製造業|技術力・品質・製品価値を伝える構成
製造業のパンフレットでは、製品の特徴、品質、仕様、設備、技術力、導入効果をどう伝えるかが要件になります。
ただし製品情報を羅列するだけでは、読み手は他社との違いを判断できません。
開発コンセプト、導入によって何が変わるのか、比較したときにどこが優れているのか。これらを整理して初めて、製品はブランドとして認識されます。
制作実績から見る設計ポイント
富士通株式会社様|製品パンフレット
「和のおもてなし」をコンセプトにした新製品パンフレットです。製品機能をそのまま説明するのではなく、利用シーンや体験価値を想起させる表現により、富裕顧客向けバンキングシステムの上質感とブランドイメージを伝える構成としています。
株式会社アイディエス様|製品パンフレット
自社開発製品の特徴を整理し、製品単体の情報をわかりやすく伝えるパンフレットです。個別製品の魅力と導入メリットを伝えるとともに、将来的な総合カタログ展開も視野に入れた営業資料として設計されています。
協育歯車工業株式会社様|製品パンフレット
歯車業界の技術的背景を持つ企業の製品パンフレットです。製品そのものの精密性や専門性を、紙面構成や形状、ブランド表現まで含めて可視化し、技術力を印象に残す構成としています。
製造業のパンフレット制作実績を確認する
技術訴求・設備紹介・BtoB営業に活用できる制作実績を掲載しています。
技術力をどう見せれば伝わるのか、判断が難しい領域です。
貴社の製品と想定される読み手をお伺いすれば、根拠の示し方から構成をご提案します。
無料相談する
建設業・設備業|工法・安全性・施工力を伝える構成
建設業・設備業のパンフレットでは、工法、施工力、安全性、対応体制、実績、保有設備が信頼材料になります。
どの規模の案件に対応できるのか、どのような体制で臨むのか。発注者が知りたいのは、理念ではなく実行力の裏付けです。
制作実績から見る設計ポイント
富士スチール株式会社様|製品パンフレット
静音・耐震素材という建設事業に付加価値をもたらす新技術を、営業活動で説明しやすい形に整理したパンフレットです。大手ゼネコンや設計コンサル会社への提案時に、工法の特徴と導入メリットを短時間で伝えられる構成としています。
株式会社恵信工業様|製品パンフレット
無溶接の鉄筋工法という専門性の高い技術を、商談で説明しやすく整理した工法案内パンフレットです。NETIS登録技術としての信頼性と、現場での導入メリットが伝わるよう、工法の特徴を端的に見せる構成としています。
株式会社名和様|企業パンフレット
企業案内でありながら、自社開発資材と供給システムの事業案内としても機能するパンフレットです。建設現場、設計会社、地方大手企業への営業活動に活用しやすいよう、企業力と製品・資材の強みを一体的に伝えています。
建設業・設備業のパンフレット制作実績を確認する
施工力・工法・安全性を伝える業界向けパンフレットの実例を掲載しています。
工法や施工力は、言葉だけでは実行力として伝わりません。
対応できる案件の規模と体制をお伺いすれば、裏づけの見せ方から構成をご提案します。
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IT・システム業|無形サービスを理解できる形に変換する構成
IT・システム業のパンフレットでは、機能や仕様だけでなく、課題解決の流れ、導入メリット、費用対効果、業務改善効果をわかりやすく伝えることが要件になります。サービスに形がないため、技術情報をそのまま載せても価値が伝わりません。技術を課題解決へ、課題解決を経営メリットへ翻訳する。この二段階の変換が設計の要点です。
制作実績から見る設計ポイント
株式会社Agoop様|製品パンフレット
展示会での配布を想定し、来場者に一瞬でサービス価値が伝わるよう設計したパンフレットです。キャッチコピーと実証データを組み合わせ、ソリューションの強みを短時間で理解できる構成としています。
株式会社NTTPCコミュニケーションズ様|製品パンフレット
王道の製品パンフレットでありながら、サービスの信頼性と製品ブランドとしての存在感を高めるため、ビジュアルと構成でプレゼンスを演出したパンフレットです。
シンクロン・ジャパン株式会社様|製品パンフレット
難解なシステムソリューションを、導入前の課題と導入後の効果という二面構成で整理したパンフレットです。読み手がメリットを直感的に理解しやすい構成により、営業現場での説明力を高めています。
IT・システム業界のパンフレット制作実績を確認する
サービス理解を促進する構成・ビジュアル設計のパンフレット事例を掲載しています。
形のないサービスをどう見せるかは、構成の設計で決まります。
貴社のサービスと決裁の流れをお伺いし、導入効果が伝わる構成をご提案します。
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金融・不動産業|信頼性・安心感・品格を設計する構成
金融・不動産業のパンフレットでは、商品やサービスの内容をわかりやすく伝えることに加え、信頼性、安心感、品格ある表現が要件になります。平易にしすぎれば信頼を損ない、格式を優先すれば理解されません。読み手が理解し、比較し、判断できる情報設計を、品位を保ったまま組み立てる必要があります。
| 対 象 | 設計のポイント |
|---|---|
| 一般消費者向け | 難しい仕組みを図解し、メリットと注意点をわかりやすく伝える |
| 富裕層向け | 品格、重厚感、信頼感を保ちながら、価値を丁寧に説明する |
| 法人向け | リスク、制度、導入効果、法務・総務・経営層の判断材料を整理する |
| 資料請求対応 | 営業担当者がいなくても理解できる構成にする |
| 商品説明 | 特徴、条件、比較、申込導線を迷わず確認できるようにする |
制作実績から見る設計ポイント
損害保険ジャパン日本興亜株式会社様|パンフレット
海外知財補償という専門性の高い保険商品を、企業法務や輸出関連リスクの文脈から伝えるBtoB向けパンフレットです。リスク事例と補償内容を整理し、法人担当者が必要性を理解しやすい構成としています。
健康年齢少額短期保険株式会社様|製品パンフレット
幅広い年齢層を対象とする保険商品の特性を踏まえ、読み手ごとに必要な情報が伝わるよう構成したパンフレットです。Webチャネルや代理店チャネルとの連携も視野に入れ、商品理解を促す情報設計としています。
アイペット損害保険株式会社様|製品パンフレット
資料請求後に送付されるパンフレットとして、複数商品の違いをわかりやすく整理した事例です。ユーザーが迷いやすい商品区分を明確にし、申込みに向けた理解促進を図る構成としています。
金融・不動産業のパンフレット制作実績を確認する
信頼性・安心感・品格を設計した実例を掲載しています。
信頼性や品格は、写真と余白の取り方だけでも印象が変わります。
取扱商品と想定される読み手をお伺いすれば、安心感の設計から構成をご提案します。
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学校・教育機関|学びの価値と将来像を伝える構成
学校・教育機関のパンフレットでは、学部・学科、研究内容、教育方針、進路、学生生活、社会的意義をどう伝えるかが要件になります。
専門性とわかりやすさの両立が欠かせません。研究の水準を保ちながら、受験生が自分の将来と結びつけられる言葉に翻訳する。
さらに進学の意思決定に関わる保護者にも、就職実績という別の判断材料を示す必要があります。
制作実績から見る設計ポイント
一橋大学大学院様|パンフレット
国際経営学を学ぶ社会人向け講座の魅力を、教授陣のメッセージとともに伝えるパンフレットです。高度な専門性とアカデミックな品格を保ちながら、受講意欲を高める構成としています。
早稲田大学様 大学総合研究センター様|パンフレット
大学教育や入試制度に関わる研究内容を、イラストや親しみやすい表現、咀嚼したコピーで伝えたパンフレットです。見えにくい研究活動を、社会や学生に理解されやすい情報へ変換しています。
東京工業大学 生命理工学院様|製品パンフレット
生命理工分野の学びや研究の可能性を、受験生にわかりやすく伝えることを目的としたパンフレットです。専門性の高い学問領域を、将来像や社会的意義と結びつけ、学部・学院の魅力を可視化しています。
学校・教育機関のパンフレット制作実績を確認する
学生募集・研究広報・スクールブランディングの実例を掲載しています。
学びの価値は、実績の羅列だけでは伝わりません。
対象となる受験生と保護者の関心をお伺いすれば、将来像の見せ方から構成をご提案します。
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医療・福祉|安心感・正確性・配慮を重視する構成
医療・福祉分野のパンフレットでは、安心感、正確性、わかりやすさ、利用者への配慮が要件になります。
読み手は患者やその家族であり、不安を抱えた状態でページを開きます。一般企業の営業パンフレットとは、言葉の選び方も情報の順序も別物として設計します。
集客・集患を目的とする病院・クリニックのパンフレット
病院やクリニックの集患を目的とする場合、読み手は患者、家族、利用者、地域住民、企業健診の担当者と多岐にわたります。
診療科目や設備の紹介だけでなく、初めて訪れる方が抱く疑問に先回りして答える構成が有効です。
待ち時間、予約方法、アクセス、対応できる症状。これらは判断材料であると同時に、不安の解消でもあります。
制作実績から見る設計ポイント
神奈川県立こども医療センター様|パンフレット
在宅療養する障碍児の緊急時対応を伝える広報パンフレットです。医療情報を単に掲載するのではなく、家族が手元に置いて活用できる一冊として、やさしい表現とイラストを用いた構成です。
医療法人社団かしわの葉 原歯科医院様|パンフレット
地域の患者に向けて、医院の雰囲気や診療方針を伝えるパンフレットです。院内配布や来院時の説明に使いやすいよう、安心感と親しみやすさを重視した構成にしています。
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター様|人間ドック案内パンフレット
高度医療機関で受ける人間ドックの価値を、品質感と信頼性のある表現で伝えるパンフレットです。詳細情報を整理しながら、医療機関としての専門性と安心感を両立させています。
医療・福祉分野のパンフレット制作実績を確認する。
患者視点・安心感・わかりやすさを重視した制作実績を掲載しています。
患者やご家族に向けた媒体は、表現ひとつで受け取られ方が変わります。
対象となる方と配布の場面をお伺いし、安心感の伝わる構成をご提案します。
パンフレット専科《アイムアンドカンパニー株式会社》が、企画・構成から印刷まで一貫して担います。
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業種別で失敗しやすいポイント《避けるべき状態》
| 失敗しやすいポイント | 避けるべき状態 |
|---|---|
| 他社の構成をそのまま流用する | 業種が違えば読み手の判断材料も違う。形だけ真似ても機能しない |
| 専門用語をそのまま載せる | 決裁者や利用者に伝わらず、検討の土俵に上がらない |
| 抽象的な理念だけで終わる | 「高品質」「安心」だけでは根拠がなく、他社と区別できない |
| 証拠情報を載せない | 導入事例、データ、認証、施工実績がなければ判断材料にならない |
| 読み手を一種類に絞りすぎる | 学校案内の保護者、医療の家族など、第二の読み手を落とす |
| 表現の規制を確認しない | 医療・金融は法規制がある。誇張表現は掲載できない場合がある |
よくある質問【FAQ】
Q1|同業他社のパンフレットを参考にしてよいですか?
同じ業種でも、読み手が経営層か技術者か、使う場面が商談か展示会かで、載せるべき順序は変わります。参考にするなら構成の型ではなく、「何を根拠として示しているか」に注目してください。
Q2. 製造業のパンフレットに載せるべき項目は何ですか?
ただし羅列するだけでは他社との違いが伝わりません。開発コンセプトと導入によって何が変わるのかを添えることで、製品がブランドとして認識されます。
Q3|IT・システムのサービスは形がなく、見せ方が難しいのですが。
機能仕様のまま載せても、決裁する立場の方には価値が伝わりません。導入前と導入後で業務がどう変わるのかを示す構成が有効です。
Q4|医療・福祉のパンフレットで気をつけることはありますか?
読むのは患者やそのご家族で、不安を抱えた状態でページを開きます。また医療広告には法規制があり、誇張表現や体験談の扱いに制限があります。設計の段階で確認が必要です。
Q5|業種をまたぐ事業を展開している場合はどうしますか?
複数の事業を一冊に収めると、どの読み手にとっても情報が過剰になります。本体で会社全体を示し、事業ごとの詳細は差し込み資料に分ける構成が有効です。
Q6|業種の実績が多い制作会社を選ぶべきですか?
同じ業種でも、企業規模や読み手が違えば設計は変わります。弊社は業種別に制作実績を公開していますので、貴社に近い一冊があるかをご確認ください。
本ページで紹介した以外にも、業種別・目的別の制作実績を公開しています。貴社に近い一冊をお探しください。
自社の業界で何を根拠として示すべきか、判断が難しい段階で構いません。
事業内容と想定される読み手をお伺いできれば、業界特性に合った構成をご提案します。
パンフレット専科《アイムアンドカンパニー株式会社》が、企画・構成から印刷まで一貫して担います。
アイムアンドカンパニー株式会社 代表取締役社長
エグゼクティブ・プロデューサー/コラム執筆エディター
1999年の創業以来、四半世紀にわたり会社案内・パンフレット・カタログの制作に従事。
「お客様の事業支援」を理念に、累計3,000件以上の制作実績で企業のビジネスを支援。
パンフレット専科には1,700点以上の制作実績を掲載しています。
- 銀賞|ウェブサイト部門〈企業・学校PR〉の部|「プロテックエンジニアリング Product Site / Corporate Site」
- 審査委員会特別賞|映像部門〈採用系映像〉の部|「挑戦の序章」(酉島製作所)