01会社案内制作会社の選び方|6つの評価軸で発注先を比較

会社案内制作のポイント

会社案内制作会社を選ぶとき、
迷いやすいのは各社の強みの見せ方が異なり、比較の基準が揃わないことです。
見栄えや見積金額だけでは、企画力や実績の適合度、発注後の進行まで判断できません。


ここでは「企業理解・企画提案」「実績」「制作体制」「プレゼン・進行」「見積・契約条件」に、
「外部評価・実証性」を加えた6つの軸から、 発注前に確認すべきポイントを整理します。


制作会社選びの前に、会社案内の目的や制作工程、発注までの全体像を確認したい方は、
会社案内制作のメインページをご覧ください。

結論:会社案内制作会社は6つの評価軸で選ぶ

制作会社を選ぶときは、各社が得意とする見せ方ではなく、自社側で評価軸を決めて比較することが重要です。
会社案内は企業の公式情報を扱うため、デザインだけでなく、企業理解から制作、社内合意、納品後の利用まで一連のプロジェクトとして判断します。
さらに、制作会社自身の説明だけでなく、アワード、取引実績、顧客の評価、公開されている制作実績など、外部から確認できる裏づけも判断材料になります。
見るべきポイントは6つです。

評価軸確認するポイント
企業理解・企画提案 制作目的、読者、課題を理解し、提案の理由を説明できるか
実績の近接度 自社と近い業種・目的・読者の制作事例を、中面まで確認できるか
制作体制 必要な工程を誰が担い、責任範囲が明確になっているか
プレゼン・進行管理 企画意図を説明し、社内合意や修正を整理しながら進められるか
見積・契約条件 見積に含まれる工程、追加費用、権利、納品条件が明確か
外部評価・実証性 アワード、取引実績、顧客評価、一次情報など客観的な裏づけを確認できるか
制作会社の評価スコア|100点配点例
制作会社の選定評価・社内稟議で使用できる比較表としてご利用いただけます。
制作会社の100点配点評価スコアのサンプル|会社案内制作会社を選ぶ際の企業理解・実績・制作体制・進行・見積契約・外部評価の6つの評価軸

配点は一例です。企業ブランディングを重視する案件では企画・デザイン、短納期案件では進行体制など、自社の発注条件に合わせて重みを調整してください。 発注先の比較は「企業理解・企画提案」「実 績」「制作体制」「プレゼン・進行」「見積・契約条件」の6軸で行います。

企業理解と企画提案力を見極める

最初に見るべきなのは、デザイン案の完成度より「なぜ、その提案なのか」を説明できるかです。 会社案内は企業情報を並べるだけではなく、誰に、何を、どの順番で伝えるかを設計する媒体です。制作会社が自社の事業、顧客、市場や競合を理解し、課題と構成・コピー・デザインをつなげているかを確認します。 「信頼感」「先進的」といった抽象的な言葉だけでなく、なぜその情報を前に置くのか、なぜその写真や表現が必要なのかまで説明できる提案ほど、発注後も判断軸がぶれにくくなります。

制作会社へ確認すべき質問

確認すること見極めるポイント
目的・読者(ユーザー) 誰に、どの場面で使う会社案内と捉えているか
強み・競合 自社の選ばれる理由と競合との違いをどう整理したか
構成・表現 なぜこの構成、コピー、写真、デザインを提案したのか
企業・顧客市場・競合の3C分析から会社案内の企画・構成・デザインへつなげる流れ
企業理解を起点に、課題と表現が論理的につながっているかを確認します。

▼プロお勧めのワンポイントテクニック-01

デザインは往々にして好みが優先されやすい領域です。初回のデザイン案だけで判断せず、「なぜこの構成・表現にしたのか」を確認してください。デザインイメージは主観的な好みより、企業の価値やブランドイメージがどのようにデザインに表現されたのか、そこに至る理由を明確に説明できるかが重要です。


制作実績は「自社との近さ」と中面で見る

制作実績は、件数の多さだけでは判断できません。見るべきなのは、自社と近い課題を持つ案件で、情報をどう整理し、会社案内として形にしたかです。 特に表紙だけでは、情報設計や編集力は分かりません。業種、目的、読者、情報量が自社と近い事例を選び、中面まで確認します。 見出しだけでも企業の特徴が分かるか、複雑な事業を理解しやすく整理しているか、写真や数値が主張の根拠として機能しているかを見ると、デザインの好みだけでは分からない制作力を判断できます。

実績を見る4つの基準

確認軸見るポイント
業種の近さ 自社業界の商習慣、専門用語、取引構造を理解しているか
目的の近さ 営業、採用、広報、ブランディング等の目的が近いか
顧客の近さ 法人担当者、経営層、求職者、行政等、想定読者が近いか
情報量の近さ 事業が複雑、多拠点、多製品など、自社に近い編集難度か
会社案内制作実績を自社との近さ、中面、情報設計の順に確認する3ステップ

作品数の多さも重要ですが、自社に近い案件でどのような情報設計を行っているかを確認します。

候補会社を比較する際は、自社に近い会社案内を実物で確認してください。
パンフレット専科では、会社案内デザイン制作実績を12業種・400点以上公開し、
作品ごとに企業・用途・制作内容を確認できます。

04制作体制と進行力は「誰が、どこまで担うか」で見る

企画提案が良くても、発注後の役割分担が曖昧では担当者の負担が増えます。
確認したいのはスタッフの人数ではなく、誰が責任を持ち、必要な工程をどこまで担い、社内の確認をどう進めるかです。
会社案内では、経営層や営業、広報、人事など複数部門の確認が入ることもあります。要望をそのまま反映するだけでなく、制作目的へ立ち返って意見を整理し、必要な提案を行える相手かどうかも発注判断になります。

制作会社への確認表

工 程制作会社へ確認すること
ヒアリング・要件定義 誰がヒアリングし、企画へ反映するか
企画・構成 台割・構成案を制作会社が作成するか
取材・コピー 経営者・社員取材、原稿制作まで対応するか
撮 影 カメラマン手配、ディレクション、現地撮影まで対応するか
図解・イラスト 複雑な事業や技術を可視化できるか
デザイン 表紙だけでなく全ページの情報設計まで担うか
翻 訳 多言語版が必要な場合、翻訳・組版まで対応するか
用紙・色校正 ブランドに合わせた用紙提案・色確認が可能か
印刷・加工 印刷・製本・特殊加工まで一括管理するか
納品・二次利用 PDF、画像、元データ、Web等への利用条件は何かか

制作会社の具体的なチーム編成や、プロデューサー・ディレクター・ライターなどの役割は、
会社案内制作の制作体制で詳しく解説します。

企画・取材・原稿作成・撮影・デザイン・印刷など、制作会社へ依頼できる具体的な範囲は、
会社案内制作の対応範囲で確認できます。


▼初めて会社案内制作を担当される方も、企画段階からご相談いただけます。

クリエイティブプロデューサーへ
会社案内制作について相談する

見積は総額ではなく、契約条件まで確認する

見積金額だけでは、制作会社ごとの違いは判断できません。 同じページ数でも、企画、取材、原稿、撮影、印刷まで含む場合と、支給原稿を前提にデザインだけを行う場合では発注条件が異なります。総額ではなく、何が含まれ、何が別途になるかを確認します。 さらに、修正条件、納品データ、著作権や二次利用、増刷・改訂時の条件まで発注前に確認しておくと、制作中や納品後の認識違いを防ぎやすくなります。

確認項目見るポイント
制作範囲 企画、取材、原稿、撮影、デザイン、印刷のどこまで含むか
追加費用 修正回数や仕様変更で追加費用が発生する条件は何か
納品条件 印刷物、PDF、画像、元データなど何が納品されるか
権利条件 写真、イラスト、コピー、制作データの権利・利用条件はどうなるか
改訂・増刷 納品後の部分修正、増刷、他媒体への利用条件は明確か

見積金額に差がある場合は、単価の違いなのか、含まれている工程の違いなのかを分けて確認します。安い・高いだけで判断せず、自社が必要とする制作範囲が含まれているかを見ることが重要です。


▼プロお勧めのワンポイントテクニック-02

見積額が低い場合ほど、「含まれていない工程」を確認してください。原稿や写真の準備を発注側が担う条件であれば、制作費だけでなく社内工数、内容の品質も含めて判断する必要があります。さらに原稿・写真支給の場合、ヒアリングをする必要がなく、当然要件定義、企画・構成の提案も必要ないため、制作会社は大幅にクリエイティブコストを削減できます。その結果、見積額を低く提示することができます。


具体的な費用の構成や、ページ数・企画・取材・撮影・印刷仕様による違いは、
会社案内制作費用のページで詳しく確認できます。

見積総額|見積内訳の分解
見積総額|見積内訳の分解

候補会社のプレゼンでは、提案資料の説明を聞くだけでなく、同じ質問を各社へ投げると考え方の違いが見えます。以下は、会社案内制作の企画・提案力を比較するための質問例です。


▼プロお勧めのワンポイントテクニック-02

候補会社に「自由に提案してください」とだけ依頼すると、A社は8ページ、B社は12ページ、C社は撮影込みなど、比較できない提案が集まりがちです。
RFPでは「全社共通の必須条件」と「制作会社から提案してほしい条件」を分けてください。
例えば、納期・予算上限・必須掲載情報は共通条件とし、ページ数・構成・撮影方法・用紙などは提案項目にする。これだけで各社の企画力と見積額を同じ土俵で比較しやすくなります。


取引信頼性・受賞歴・第三者評価を確認する

6番目、最後に確認したいのが、制作会社の提案力や実績を裏づける客観的な情報です。
制作会社自身が「企画力がある」「実績が豊富」と説明するだけでは、発注判断の十分な根拠にはなりません。
アワード受賞歴、第三者による評価や、実際の取引実績、制作実績を確認できる一次情報が公開されているかも比較します。

確認する証拠確認するポイント
クリエイティブアワード 主催者、受賞部門、対象制作物、受賞年まで確認できるか
取引先の属性 上場・大手、中堅・中小など、同業種、自社と近い企業規模・発注体制の経験があるか
顧客インタビュー・第三者評価 顧客自身の言葉で、課題・制作過程・評価まで具体的に確認できるか
制作実績の一次情報 実際の成果物を何点公開し、中面・制作目的・担当範囲まで確認できるか

では、パンフレット専科はどうでしょうか。


●BtoB広告賞で受賞
●3,000件以上の取引実績
●上場・大手企業との取引200社以上
●制作実績は1,700点以上一次情報として公開
●トータル5社以上の顧客評価(インタビュー)を掲載


受賞数や企業名の知名度だけではなく、制作会社の実力を外部から確認できる情報がどこまで公開されているかも、発注先を判断する材料になります。

確認する情報パンフレット専科・アイムアンドカンパニーの実績
第三者評価 第47回『日本BtoB広告賞』でWeb|銀賞・動画|審査員特別賞分を受賞
取引実績 3,000件以上、沖電気工業、雪印メグミルク、ブリヂストン、伊藤忠商事、三菱重工業、オムロンなど大手企業・上場企業200社以上を含み、中堅・中小企業まで幅広く業種を問わない取引実績
制作実績の公開 会社案内制作実績を400点以上の実制作物を一次情報として公開、総公開数1,700点以上
顧客評価 会社案内・パンフレット制作の顧客インタビューを5社以上を公開

▼会社案内制作の具体的なご相談・お見積りを承ります。

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本ページの監修
本ページの監修者 村田 明英
村田 明英(Akihide Murata)

アイムアンドカンパニー株式会社 代表取締役社長
エグゼクティブ・プロデューサー/コラム執筆エディター

1999年の創業以来、四半世紀にわたり会社案内・パンフレット・カタログの制作に従事。
「お客様の事業支援」を理念に、累計3,000件以上の制作実績で企業のビジネスを支援。
パンフレット専科には1,700点以上の制作実績を掲載しています。

第47回 日本BtoB広告賞 2部門受賞(2026年6月8日)
  • 銀賞|ウェブサイト部門〈企業・学校PR〉の部|「プロテックエンジニアリング Product Site / Corporate Site」
  • 審査委員会特別賞|映像部門〈採用系映像〉の部|「挑戦の序章」(酉島製作所)